数式エラー

数式を使用するときに発生する主なエラーとその原因について説明します。

#DIV/0!

数式でゼロ除算が試みられました。

#N/A

数式のパラメーターは、正確に指定されていますが、結果が存在しません。このエラーは、データベースにある値が NULL の場合にも表示されます。

注: 

まれに #REF が #N/A の代わりに表示されることがあります。これが起こるのは、エラーが発生した場所が正確にわからないときです。

#NAME?

数式の名前などのスペルを間違えたことを示します。たとえば、=sum=ssum と書き違えた場合などです。または、数式で文字列パラメーターを二重引用符で囲まなかったときもこのエラーになります。

#NULLPTR!

#NULLPTR! が表示されます。これは、交差する 2 つの範囲を指定した場合に、実際には交差する部分がない、といったケースで生成されます。たとえば、E と F の間の交差を指定する数式 =E7:F7 E8:F8 を指定したが、2 つの行が交差する点が存在しない場合にこのエラーになります。

#NUM!

数式から返された値が大きすぎます。または、無効な数値が数式の引数に指定されています。

#OBJECT!

数式から参照されるオブジェクトが存在しません。たとえば、数式が既に削除されたリストビューオブジェクトを参照している場合、このエラーになります。

#REF

数式から参照されるデータ接続またはキューブが存在しないか、現在接続されていません。または、数式から参照されるセルが存在しません。たとえば、数式がハイパーブロックの値セルに記述され、キーインデックスセルを参照していたが、後でこのハイパーブロックが削除された場合、このエラーになります。

注: 

まれに#NA が #REF の代わりに表示されることがあります。これが起こるのは、エラーが発生した場所が正確にわからないときです。

#VALUE

数式で、数値が必須の場所でテキストが使用されています。たとえば、=sum("I",2,3) という数式は #VALUE を生成します。

また、このエラーは Application Studio のビューモードで表示されますが、デザインモードでは表示されません。たとえば、数式がハイパーブロックの外部にあるが、ハイパーブロックから占有されるセルを参照している場合などに、このエラーが発生します。