[数式関数] アクションでの引数の使用

[数式関数] アクションは、レポートまたは複数のレポートで複数回使用される数式のショートカットです。必要に応じて、数式関数の引数を 1 つまたは複数指定できます。これは、たとえば、レポートに複数の類似する数式のインスタンスが含まれるが、同一ではない場合に便利です。各インスタンスに数式全体を指定する代わりに、数式名と引数の値を指定できます。

この例では、通常で使用されるよりもより単純なシナリオの機能を使用します。

この例では、次のコンテンツと併せ、グローバル変数 _test を使用します。

<Table><Row name="[Product]"><Property name="unique" value="[Product].[All Tires].[Car Tires All Season]" /><Property name="caption" value="[Car Tires All Season]" /></Row></Table>

変数から一意の値とキャプション値を取得するには、次の GETPROPERTY 関数を使用します。

=GETPROPERTY(GlobalVariables._test.Text,"[product]","unique")
=GETPROPERTY(GlobalVariables._test.Text,"[product]","caption")

この例では、これらの数式の指定を簡略化する方法を説明します。

  1. レポートカタログのルートを右クリックし、[アクション] を選択します。
  2. [アクションを追加] をクリックします。アクションの名前として [myget] を指定し、モードとして [数式関数] を選択します。
  3. 数式引数の入力の値として [プロパティ] を指定します。
  4. 次の関数を、数式結果パラメーターの値として指定します。 =GETPROPERTY(GlobalVariables._test.Text,"[product]",Actions.property.Text)
    ローカルアクション変数は、指定した数式関数の引数ごとに自動的に作成されます。[値を編集] ダイアログボックスでは、[変数] タブのアクションノードで プロパティ ローカルアクション変数を使用できます。
  5. レポートで、[挿入] > [関数] を選択します。[関数を挿入] ダイアログボックスで、関数のアクションカテゴリから [myget] を選択します。
    レポートには =MYGET (property) が表示されます。
  6. =MYGET("unique") を指定します。
    セルには [product].[all tires].[car tires all season] が表示されます。