保護された Infor アプリケーションのカスタマイズ

OLAP データベースを除いて、Infor によって提供されるコンテンツは保護されています。保護により、コンテンツを削除または修正したり、商用ロールの権限を変更したりできなくなります。アプリケーションはカスタマイズおよび拡張できます。

Infor で保護されたアプリケーションは、[アプリケーション] ダッシュボード内で [カスタマイズ] プロパティの Protected の値によって識別されます。

次の表に、保護された商用アプリケーションとその一意の名前を示します。

アプリケーション名 アプリケーションの一意の名前
Infor Financials & Supply Management BIFSM
Infor d/EPM ビジネスアプリケーション dEPM

Designer ベースバージョンのビジネスアプリケーションです。

Self-Service BISelfServ
Infor Mobile Supply Chain Management MSCM
Infor Integrated Business Planning BIIBP
Infor Distribution Business Analytics BICSI

オンプレミス環境と単一テナント環境では、ImportMaster を使用できます。ImportMaster はサードパーティのツールで、異なるオペレーションソースシステムのデータを抽出、連結、および検証し、それを OLAP データベースにインポートします。

Designer ベースのアプリケーションの場合、DesignerInfor Budgeting & Planning およびカスタムアプリケーションのモデリングツールとして使用されます。Designer はマルチテナントクラウド環境では使用できません。

Business Modeling ベースのアプリケーションの場合、Business Modeling はモデリングツールとして使用されます。Business Modeling はオンプレミス環境とマルチテナントクラウド環境の両方で使用できます。

十分な権限を使用して新しいフォルダーを作成し、ウィジェットカタログからウィジェットを追加して新しいダッシュボードを作成できます。または、Self-Service を使用して独自のグラフを作成できます。異なるアプリケーションのウィジェットを 1 つのダッシュボードに組み合せて、それらのアプリケーションにコンテンツ接続を作成できます。

カスタムコンテンツをアプリケーションのフォルダーに保存できます。この場合、カスタムコンテンツはフォルダーで事前定義された権限を継承します。または、自分自身の権限を管理するには、カスタムコンテンツを自分用のフォルダーに保存します。

Application Studio を使用してレポートを作成する場合、Application Studio および Application Engine Process Editor クライアント、および関連する接続プロファイルを、d/EPM Administration のクライアントアクセスダッシュボードからダウンロードできます。

カスタマイズされたコンテンツをアプリケーションのフォルダーに格納すると、それらのフォルダーの権限が継承されます。または、自分用のフォルダーを作成し、権限を自分で管理します。

Application Studio では、保護されたコンテンツでデザインモードが無効化されます。ただし、保護されたコンテンツをコピーして、コピーをカスタマイズできます。