システムエラーおよびファームの問題

[システムログを管理] ダッシュボードを使用して、システムエラーおよびファームの問題のトラブルシューティングに役立つシステムログの作成、編集、開始を行います。各サービスについてどのイベントをログに記録するかを定義します。それぞれの定義はログフィルターと呼ばれます。

[ログフィルター] ウィジェットでは、事前構成済のシステムログフィルターがリストされます。これらのシステムフィルターは、次の各ファームコンポーネントで使用できます。

  • [コンポーネント] サービスマネージャーエラー
  • [コンポーネント] サービストラフィックマネージャーエラー
  • [コンポーネント] サービスワーカーエラー

システムログフィルターは編集できません。

ウィジェットには、自分で作成したログフィルターもリストされます。たとえば、システムのログフィルターが提供するよりも多くの詳細が必要な場合や、[コンポーネント] サービスマネージャー情報などの異なるレベルでログ記録が必要な場合に、ログフィルターを作成します。

それぞれのログフィルターには、次のいずれかのログ記録レベルがあります。

  • クリティカル
  • エラー
  • 警告
  • 情報
  • デバッグ
注: 

「重大」および「エラー」レベルでのログは、すぐに利用可能になります。他のレベルのログはキューに格納され、デフォルトで、その発生原因となるアクションが終了した 5 分後に利用可能になります。デフォルトでは最大待ち時間が 5 分ですが、より短い時間をサービスごとに設定することもできます。

フィルターを作成する場合は、ログを記録する最下位のレベルを選択します。たとえば、[エラー] を選択すると、エラーレベルと重大レベルのイベントがログに記録されます。すべてのレベルでイベントをログに記録するには、[デバッグ] を選択します。

作成するログフィルターでは、ログエントリを保存する時間の長さを指定し、ログエントリをクリアできます。デフォルトでは、ログの有効期間は 1 時間です。最大は 24 時間です。システムログフィルターの場合、ログの有効期間は 無限 です。

ログエントリをクリアするさい、すべてのエントリをクリアしたり、指定した日数、時間、分より前のエントリのみをクリアすることができます。ログフィルターウィジェットの [すべてのログをクリア] をクリックします。

ログエントリはキャッシュされて、一括してサーバーに保存されます。キャッシュのサイズは、サービスごとに、[ログキュー] および [ログキュー有効期間] フィールドで指定します。[Dashboards] > [ファーム管理] > [サービス] を選択し、[サービス] ウィジェットでサービスの [設定] アイコンをクリックします。

ログエントリは、ユーザーインターフェイスで指定された時刻で表示および管理します。通常は現地時刻です。時間は、サーバーに保存されるときにグリニッジ標準時 (GMT) に変換されます。たとえば、中央ヨーロッパ標準時の午後 4 時に生成されたログは 3pm GMT として保存されます。

[[サービス名] のステータス] ウィジェットでは、選択したログフィルターを停止または開始し、作成したログフィルターの定義を編集できます。

作成するログでは、次のオプションを定義できます。

  • 名前
  • 説明
  • ログ記録レベル
  • イベントのログを記録するファームコンポーネント
  • ログに記録するサービスインスタンス
  • ログに記録するイベント ID
  • ログに記録するコンポーネント ID
注: 

できるだけ詳細なログを指定します。たとえば、ログを記録するイベントの ID がわかっている場合は、[イベント ID] フィールドを空白のままにしないでください。

システムパフォーマンスを維持するため、最短時間のログを実行します。

作成したログを削除するには、[ログフィルター] ウィジェットの [削除] アイコンをクリックします。

起動中などでのログサービスが使用できないときは、「重大」、「エラー」、「警告」の各イベントが Windows イベントログに記録されます。