コンテキストメッセージとコンテキストエンティティについて

SyteLine フォームに新規レコードが表示されるたびに、ビジネスコンテキストメッセージが [関連情報] コンテキストアプリに送信されます。このメッセージには 1 つ以上のコンテキストエンティティが含まれます。たとえば、メッセージには顧客レコードのコンテキストエンティティである InforCustomerPartyMaster、さらに顧客 ID、顧客名、会計エンティティ ID 等の現在のレコードに関連付けられるパラメタが含まれる場合があります。

Infor Document Management がメッセージを受信し、そのコンテキストエンティティやパラメタ (属性) に関連付けられるデータベース上のファイルを検索します。ファイルが [関連情報] ウィジェットに一覧表示されます。

たとえば、 [顧客] フォームを開いて顧客 5984、Mike’s Bikes を選択すると、InforCustomerPartyMaster のコンテキストエンティティタイプと ID 5984 に Infor Document Management で関連付けられた画像や文書が [関連情報] ウィジェットに一覧表示されます。ウィジェットから文書を開いて表示できます。

[受注オーダ] フォームを開いて顧客 Mike's Bikes のオーダを表示すると、同じ関連ファイルが [関連情報] ウィジェットに一覧表示されます。これは、 [受注オーダ] フォームから送信されるコンテキストメッセージに、顧客番号 5984 のコンテキストエンティティ InforCustomerPartyMaster がパラメタとして含まれているからです。

キーワードメタデータが各文書ファイルに関連付けられます。メタデータに基づき、ウィジェット内でコンテキスト依存文書を検索してフィルタ処理できます。たとえば、 [顧客] フォームに Mike's Bike に関連付けられた文書が 10 件ある場合、CS_CustomerInvoice の文書区分のみにフィルタをかけることができます。