会計と財務の更新

税のデジタル化 (MTD) (RS8759) の更新

同じ VAT 登録番号を使用する複数のサイトを持つ会社が、英国の 「税のデジタル化」 (MTD) 要件の一部として、こうした複数のサイトにある VAT 申告情報を統合できるようにしました。

また、VAT データの提出前に計算を修正する必要がある場合に、VAT スタンプを再設定するユーティリティを追加しました。

この要求に合わせるため、以下のとおりフォームが変更されました。

  • [税パラメタ] フォームの [MTD] タブにある新しい [申告提出サイト] フィールドで、現在のサイトの申告を統合するために使用するサイトを指定します(ある場合)。1 つの VAT 登録番号 ( [税パラメタ] フォームの [税/国税 ID]) を共有する全てのサイトは、それぞれの VAT 申告をここで指定された単一のサイトにレプリケートするように設定する必要があります。そのサイトを使用して、この全てのサイトの VAT トランザクションについて MTD 処理を実行する必要があります。

    このフィールドで指定されているサイトがあり、それが現在のサイトではない場合、ユーザは現在のサイトから MTD フォームにアクセスできません。

  • 全ての MTD フォームは、申告提出サイトが現在のサイトまたは未入力である場合にだけ開くことができる仕組を追加するように変更されました。これにより、提出元ではないサイトにいるユーザがフォームにアクセスできないようになります。
  • [MTD トランザクション] フォームには [サイト] カラムが追加され、サイトごとにトランザクションを表示できるようになりました。
  • [MTD 履行義務と申告] フォームには、 [トランザクション再設定] ボタンのある [ユーティリティ] タブが追加されました。このボタンをクリックすると、モーダルフォーム [MTD トランザクション再設定ユーティリティ] が開きます。このユーティリティを使用して、まだ提出されていない履行義務に含まれるトランザクションのスタンプをクリアします。これにより、計算段階で見つかったエラーを修正してから、履行義務を提出することができます。

また、マルチサイトで使用するための新しい [MTD] レプリケーションカテゴリが追加されました。