Mongoose の更新

このセクションでは、Infor Mongoose バージョン 2019.04 の更新について説明します。

新しい使用追跡ライセンスモデル

使用追跡のための新しいライセンスモデルを作成しました。このモデルにより、顧客はユーザを無制限に持つことができ、各ユーザは複数のアクティブセッションを同時に持つことができます。このモデルは、フォームと IDO のユーザによる消費を追跡し、特殊なテーブルにデータを記録して、そのデータを監査目的で使用します。

Web Designer へのテーマエディタの追加

Web Designer に [グローバルオブジェクト - テーマ] フォームという名前のテーマエディタのバージョンを作成しました。Windows クライアントでの機能と同様に、テーマエディタを使用してテーマを作成および修正することで、フォームやアプリケーションの外観を変更します。

未処理の BOD をアーカイブし復元する新しい機能

これまでは、 [レプリケーション文書受信箱] フォームおよび [レプリケーション文書送信箱] フォームで処理された BOD がパージされると、BOD 情報は失われました。このリリースでは、 [レプリケーション文書受信箱/送信箱ユーティリティ] フォームに 2 つの新しいオプションを追加して、未処理の BOD を別のテーブルにアーカイブし、必要に応じてアーカイブした BOD を復元できるようにしました。このオプションにより、アーカイブした BOD を失うことなく、受信箱テーブルおよび送信箱テーブルをクリアできます。

Web クライアントに追加されたステータスバー

Web クライアントにステータスバーを表示できるように、 [ユーザ設定] の [レイアウト] タブに [ステータスバーの表示] オプションを追加しました。Windows クライアントでの機能と同様に、ステータスバーには現在のアクションに関する情報が表示されます。

Web クライアントでのグリッド複数選択のサポート

Web クライアントグリッドで複数の行、列、セルを選択できる機能を追加しました。このアクションは、行、列、またはセルをクリックした状態で [Shift] または [Ctrl] キーを押すと実行できます。

App ビルダ: ハイパーリンクコンポーネントの動的 URL アドレス

App ビルダで、Web サイトへ移動したり、リモートファイルを開いたりできる動的および静的 URL アドレスを構築できるようになりました。

サブフォームコンポーネントのスクロールバーを非表示にする新機能

サブフォームコンポーネントでスクロールバーを表示または非表示にできる [スクロールバーの無効化] プロパティを追加しました。このプロパティは、 [コンポーネント] プロパティシートの [その他] > [特有の属性] セクションにあります。

タッチデバイスでスクロールバーを無効にしても、サブフォームでドラッグすることで親フォームをスクロールできます。

フォームと DataView レポートの拡張

フォームレポートと DataView レポートのバックグラウンド処理のパフォーマンスを改善する変更を実装しました。どちらのレポートも処理が高速化されています。

問題の事前確認と修正のための新しい FormSync ユーティリティ

FormSync に、潜在的な問題を探して特定するためにフォームをスキャンするオプションが備わりました。また、FlexLayout 属性と文字列連結文字に関する問題の一部を修正するオプションも加わっています。このオプションは、スタンドアロンユーティリティとフォームバージョンで、またコマンドラインオプションとして使用できます。