Mongoose の更新

このセクションでは、Infor Mongoose バージョン 2019.06 および 2019.07 の更新について説明します。

App ビルダデータグリッドにおけるデータ区分のデフォルト書式設定

データグリッドで使用するデータ区分にデフォルト書式設定を追加しました。たとえば、真または偽の値をチェックボックスに書式設定できます。URL 値はハイパーリンクに書式設定できます。App ビルダのヘルプを参照してください。

単一の Infor Document Management (IDM) ユーザ名または ID をデフォルトに設定する機能

IDM にアクセスするアプリケーション全体で共有される IDM ファイルサーバに、特定のユーザ名または ID を設定するオプションを追加しました。この新しい [単一 IDM ユーザの使用] - [デフォルト値] オプションは、IDM アカウントを持たないユーザが使用します。プロビジョニングされた IDM ファイルサーバについては、ホスト環境が Infor マルチテナントクラウドの場合、 [単一 IDM ユーザの使用] - [全ユーザ] オプションが表示されます。

カラムに保存されているデータの暗号化機能

暗号化された値をデータベースカラムに格納できるようにするため、 [コンフィグレーションマネージャ] に [アプリケーションデータ暗号化の有効化] オプションを追加しました。暗号化されたデータは、 [コンフィグレーションマネージャ] [暗号化キーの編集] ダイアログボックスで生成される暗号化キーによって保護されます。

このリリースでは、この機能はオンプレミスインストールでのみ使用できます。

FlexLayout に含まれるコンポーネントの表示改善

これまでは、FlexLayout コンポーネントに含まれる各種コンポーネントは、そのコンポーネントが追加された領域にかかわらず、 [含まれるコンポーネントの編集] ダイアログボックスに一覧表示されました。このリリースでは、含まれるコンポーネントを領域別にグループ化し、順序番号で並べました。

Web クライアントで読み取り専用フィールドにタブを付ける機能

Web クライアントランタイム環境で無効または読み取り専用のコンポーネントにタブを付けられる、 [読み取り専用フィールドのタブ付け] プロパティを追加しました。

Web サービス API 呼び出しのパフォーマンス向上

プーリングセッションにより、Web サービスクライアントと Mongoose サービスの効率とパフォーマンスを向上しました。

FormSync の 「lint ユーティリティ」 の改善

FormSync の 「lint ユーティリティ」 を拡張し、以下の問題を特定し必要に応じて修正しました。

  • 領域 ID のない FlexLayout コンポーネント
  • ターゲットフォームが存在しない 「フォームの実行」 ショートカットオプション

Data Lake スキーマ変更の自動送信

レプリケーショントリガが再生成されるたびに、Data Lake のスキーマ変更がデータカタログに自動的に送信されるよう、Data Lake インタフェースを拡張しました。

予想外のエラーまたは例外の確認およびレポート機能

例外関連のログを [診断] ウィンドウに表示できます。この拡張は、 [ユーザ設定] の [一般] タブにある既存のシステム情報オプションの一部として追加されています。このオプションにより、特に Infor マルチテナントクラウド環境のユーザは、予想外のエラーを確認およびレポートできます。

Mongoose ランタイムの App ビルダタイトルバー

App ビルダプロジェクトから生成された Mongoose のいかなるフォームも、App ビルダ Designer で見られたものに類似した見出しのタイトルバーを持つようになりました。このキャプションは Mongoose 設計モードで変更できます。