統合の更新

他の Infor 製品との統合

注: 製品にバージョン番号が記載されていない場合は、最新のバージョンを使用してください。

この SyteLine のバージョンは、次の製品と統合します。

  • Infor d/EPM 11.2.1
  • EAM 11.3.1.2
  • Infor Expense Management 10.2
  • Infor Factory Track 7
  • Infor CRM 8.4
  • Infor Operating Service
  • PLM Accelerate 10.11.9
  • Infor Back Office Connect
  • Infor PLM 10.2.3 (ポイントツーポイント)
  • Infor Document Management (IDM)
  • Infor Global Financials 2.15
  • CPQ 8.1 オンプレミスおよび 18.1 クラウド; EQ が 18.1
  • CloudSuite WMS 11

Infor Infor Localization Services 統合の更新

SyteLine が以下の領域で Infor Localization Services と連携するようになりました。

  • 銀行の然るべき専用メッセージを使用して、銀行との電子通信を処理。Infor Localization Services 銀行取引には、組織、政府、金融機関の標準に応じて、銀行や、決済機関をはじめとするその他の金融機関の口座引落を作成することができる一連の電子メッセージが含まれています。同様に、銀行から送信される銀行取引明細書は支払照合や勘定調整のために ERP で消費できます。
  • ビジネスオブジェクト文書 (BOD) を介して SyteLine アプリケーションの該当する領域との間でこの電子銀行情報をやり取り。
  • SyteLine から Infor Localization Services に送信される BOD に基づいて、多国間の財務レポートを作成。

詳細については、Infor SyteLine Integration Guide for Infor Localization Services (統合ガイド) を参照してください。

また、 [イントラネット] フォームの Infor Localization Services XML レポートおよび XML レポートフィールドへの全ての参照がヘルプから削除されました。これらの参照は統合ガイドからも削除されました。

更新された Infor Document Management 統合

SyteLine がより密接に Infor Document Management (Document Management) と統合されるようになりました。これらの更新は、SyteLine 10.00.00 のパッチで導入されました。

これまでは、ユーザは現在の SyteLine フォームのコンテキストと文書を関連付けるために、文書を手動で Infor OS の関連情報コンテキストアプリの Document Management にドラッグアンドドロップすることができました。今後は、SyteLine で生成した一部のレポートは、IDM に自動的に送信して保存できます。その後、Document Management または関連情報ウィジェットの SyteLine で文書を閲覧できます。現在、ほぼ全ての請求書および購買オーダレポートはこの処理のために事前定義されています。追加のレポートを含めるために、統合をカスタマイズできます。SyteLine には、Document Management 統合で使用する 3 つの新しいフォームがあります。

  • [外部アプリパラメタ] は、Document Management との接続の設定に使用します。
  • [IDM 文書ワークフロー] は、有効な文書ワークフローを決定します。(このフォームの高度な機能をアプリケーションシステムイベントと使用して統合をカスタマイズできます)
  • [IDM 文書ワークフローログ] は、正常に処理され、Document Management に送信されたワークフローの情報を表示します。

Document Management 側では、Document Management のコンテキスト依存の文書のフィルタおよび関連付けに使用できる新しい文書区分およびビジネスコンテキストモデル (BCM) を含むインポートファイルを提供しています。

また、サプライヤから受け取った請求書をスキャンし、(サプライヤの請求書情報がマップされ検証される) Document Management に送信するために、Ephesoft と呼ばれるサードパーティアプリケーションを介して Infor Document Capture を使用できる BOD ベースの統合も提供しています。サプライヤ請求書情報はその後、BOD を介して SyteLine に送信されます。サプライヤからの品目が既に SyteLine に受け入れられている場合、BOD が処理された際に自動で支払証書が実行されます。

この文書は、Document Management または関連情報ウィジェットの SyteLine で閲覧できます。

Document Management 統合の設定についての詳細は、Infor Operating ServiceInfor SyteLine コンフィギュレーションガイド』 を参照してください。

Document Management 統合の使用方法についての詳細は、Infor Operating ServiceInfor SyteLine ユーザガイド』 を参照してください。

IDM 統合ワークフローのカスタマイズについては、SyteLine のヘルプも参考にしてください。

更新された Infor CloudSuite WMS Warehouse Management の統合

CloudSuite WMS WM との統合が更新されました。

外部倉庫で処理中にある出荷のオーダ明細の変更が回避されるようになりました。この変更は以下の新しいフィールドを使用します。

  • 外部倉庫で受注または移動オーダ出荷の作業が進行中の場合、以下のフォームの新しい [外部出荷状況] フィールドが [引当済] に設定されます:
    • [受注オーダ明細] [一括受注オーダ即時登録] 、および [一括発行]
    • [移動オーダ明細] および [移動オーダ即時登録]

    このフィールドは、 [受注オーダ明細の照会] [移動オーダ明細の照会] 、および [一括発行の照会] フォームにも追加されました。

    このフィールドが [引当済] に設定されている間は、出荷に影響するため、ユーザはオーダ明細の値を変更することはできません (例: 品目番号またはオーダ数量)。

    また、受注オーダの受注オーダ明細の外部出荷状況が [引当済] となっている場合、その受注オーダは保留にすることができません。顧客のオープンオーダの外部出荷状況が 引当済 となっている場合、その顧客は保留にすることができません。

  • 状況が [引当済] に設定されておらず、ユーザが外部倉庫から出荷予定の受注または移動オーダ明細に影響する変更を加えた場合、以下のフォームの新しい [外部倉庫明細変更済] フィールドが自動的に選択されます:
    • [受注オーダ] および [受注オーダ即時登録]
    • [移動オーダ] および [移動オーダ即時登録]

    このフィールドは、 [受注オーダの照会] および [移動オーダの照会] フォームにも追加されました。

    このフィールドは、この変更について外部倉庫アプリケーションに通知する必要があることを示します。このフィールドは、 [受注オーダ確認レポート] または [移動オーダ状況レポート] がオーダのために印刷されるとクリアされます。これらのレポートを生成すると、ProcessShipment BOD が外部倉庫アプリケーションに送信されます。

  • 以下のフォームの新しい [外部出荷文書 ID] フィールドは、外部倉庫で出荷が作成されたことを示します:
    • [受注オーダ明細] [一括受注オーダ即時登録] 、および [一括発行]
    • [移動オーダ明細] および [移動オーダ即時登録]

    このフィールドは、 [受注オーダ明細の照会] [移動オーダ明細の照会] 、および [一括発行の照会] フォームにも追加されました。

    この文書 ID は、外部倉庫との通信の参照用に使用できます。

出荷数の値が修正されました。これまでは、オーダ数量が外部アプリケーションに送信されていました。今後は、オーダ数量から出荷数を引いた値が送信されます。この違いは、オーダが積み残りの場合に重要です。

アウトバウンド BOD のトリガが変更されました。これまでは、以下の BOD のトリガが各明細に対して BOD を送信していたため、不要なネットワークトラフィックが生じていました:

  • Process Shipment
  • Sync PurchaseOrder
  • Process AdvanceShipNotice

今後、Process Shipment BOD は、 [受注オーダ確認レポート] または [移動オーダ状況レポート] が生成された場合にのみ送信されます。今後、Sync PurchaseOrder BOD は、 [購買オーダレポート] または [変更購買オーダレポート] が生成された場合にのみ送信されます。今後、Process AdvanceShipNotice BOD は、[先倉庫] が外部倉庫であり、かつ [移動オーダ出荷] フォームの [出荷] をクリックするか、 SyteLine が移動オーダの Sync Shipment BOD を受け入れた場合にのみ送信されます。

詳細については、Infor SyteLine Integration Guide for Infor CloudSuite WMS Warehouse Management』 (統合ガイド) を参照してください。

更新された Infor Expense Management 統合

費用レポート BOD が Infor Expense Management から SyteLine に送信され、その BOD が買掛システムにより処理されるように設定されている場合、今後は BOD 内の各費用明細が明細化されているかどうか判断されます。

費用明細が明細化されている場合、支払証書レコードが明細化引当金額で作成されます。費用明細が明細化されていない場合は、配賦レコードが明細引当金額で作成されます。

費用レポートに関係するその他のプロセスは変わりません。

さらに、クラウドにおける SyteLine オンプレミスと Infor Expense Management の統合がサポートされるようになりました。

これらの更新に関する詳細については、Infor SyteLine Integration Guide for Infor Expense Management (統合ガイド) を参照してください。

Infor d/EPM との新しい統合

SyteLine は、Infor d/EPM により、連結、予算作成、および計画に使用される情報を発行します。

Infor Dynamic Enterprise Performance Management (Infor d/EPM) は、Infor BI プラットフォームで実行するビジネスおよび財務業績アプリケーションの一式です。これには、予算作成、計画、資本計画、財務連結、および戦略管理の要件に対応するアプリケーションが含まれます。

詳細については、Infor SyteLine Integration Guide for Infor Dynamic Enterprise Performance Management (統合ガイド) を参照してください。

統合文書フローの自動化と更新

CloudSuite 統合の多くの文書フローは、プロビジョニングプロセスの一部として自動化されます。文書フローおよびそのコンポーネントの名前は標準化されました。

SyteLine クラウドテナントと使用するための ION の設定には、接続ポイント文書の手動での変更、およびサポートされている統合の適切な文書フローの手動での作成が含まれます。これら全ては現在、プロビジョニング後のステップとして、Infor ICS または取引先の担当者により実行されています。

今後は、クラウドプロビジョニングプロセスの一部として、SyteLine 接続ポイント文書の設定プロセスが自動化されます。また、クラウドで現在サポートされている BOD 統合の文書フローの作成も自動化されました:Infor Ming.le (IFS)、Infor CRMInfor Document ManagementInfor EAM および Infor Expense Management

テナントで定義されている全ての SyteLine 接続ポイントは必要な BOD とともに設定されます。Document Management および Infor Ming.le 接続ポイントも必要な BOD とともに設定されます。Document Management 文書フローには、全ての SyteLine 接続ポイントと Document Management 接続ポイントが含まれます。Infor Ming.le 文書フローには、1 つの SyteLine 接続ポイントおよび Infor Ming.le 接続ポイントが含まれます。CRMEAM、および Infor Expense Management 文書フローには、全ての SyteLine 接続ポイントが含まれます。

ダウンロードしてオンプレミス統合に使用できる既存の全ての XML ソリューション文書フローは、自動化された文書フローで使用される標準の名前と一致するように改訂されました。また、サンプルの接続ポイントがこれらのオンプレミス文書フローから削除され、実際の接続ポイントへのプラグインプロセスが容易になりました。

EQ 統合

CPQ の Enterprise Quoter (EQ) への統合が改善されました。この統合は、SalesOrder BOD および Quote BOD を介して行います。以下に対応できるように、インバウンド SalesOrder BOD 統合が改善されました。ジョブ作成、IPN 品目作成、受注オーダへの追加の明細の追加、見積 (quote/estimate) への参照を含むための co.est_num の入力。以下に対応できるように、インバウンド Quote BOD 統合が改善されました。ジョブ作成を含む設定データ、IPN 品目作成、および追加の明細の処理RuleSet および NameSpace データを送信できるように、アウトバウンド ItemMaster BOD が改善されました。

[外部オーダの自動ジョブ生成]、[自動品目生成]、および [外部オーダの自動品目生成] フィールドが [品目] および [マルチサイト品目] フォームに追加されました。 [品目照会] および [マルチサイト品目照会] フォームが更新され、新しいフィールドが追加されました。