Mongoose の更新

このセクションでは、Infor Mongoose バージョン 2019.03 の更新について説明します。

新規ワークフローサマリタブ

[IDO] フォームおよび [バックグラウンドタスクの定義] フォームに [ワークフローサマリ] タブを追加しました。どちらの場合も、このタブでできることは以下のとおりです。

  • IDO またはバックグラウンドタスクに関連付けられているアプリケーションイベントを表示する
  • アプリケーションイベント用に作成されたイベントハンドラの数を表示する
  • モーダルフォームとして [イベントハンドラ] フォームを開く

タイムゾーン設定の改善点

[実行中のバックグラウンドタスク] フォームは、スケジュールされたタスクをいつ起動するか決定する際、(これまで使用していた [サイトタイムゾーン] ではなく) [ローカルタイムゾーン] 設定を使用するようになりました。この変更にはまだ、 [クライアントタイムゾーンの日時] のデフォルト処理を設定しておく必要があります。

App ビルダで Mongoose IDO からデータサービスを作成

App ビルダで Mongoose IDO からデータサービスを作成できるようになりました。App ビルダでデータサービスを追加する際、そのサービスを [ION API] (これまでと同様)または Mongoose の [ローカル IDO] から作成できます。

Infor Ming.le™ のアクティビティ通知要件に準拠

Infor Ming.le™ に、ホストされたアプリに対する通知要件が追加されました。Ming.le は、ホストされたアプリが十分なユーザアクティビティを示さない場合どれも 「タイムアウト」 するようになりました。ホストされたアプリが Ming.le のセッションで有効な状態を保つには、ユーザアクティビティを定期的に Ming.le に通知する必要があります。

この要件を遵守するために JavaScript クラスオブジェクトを作成して、特定のユーザアクティビティを取得し、セッションが有効であることを 60 秒に 1 度程度 Ming.le にレポートするようにしました。これは、Ming.le に組み込まれているブラウザが持つウィンドウレベルのメッセージ機能を通じて Ming.le に渡されます。Ming.le からメッセージが返されることはありません。

最新情報ウィジェット

マルチテナント環境で Infor Ming.le を通じて Mongoose にアクセスする顧客向けに、次期 Mongoose アップデートを通知する新しいウィジェットが利用可能になりました。このウィジェットは、お使いの製品向けの新機能や改善点のハイライトをお知らせします。リンクをクリックすると、Infor Support Portal のリリースノートにアクセスできます。「最新情報」 ウィジェットには、パッチリリースと緊急アップデートの情報は含まれません。

「最新情報」 ウィジェットに対する権限がある場合、ウィジェットカタログからホームページに追加することができます。

Infor Ming.le クラウド版のオンラインヘルプで 「最新情報」 ウィジェットに関する情報を参照してください。

既定のタイムゾーンの計算への変更

[タイムゾーンデータ] フォームでのデフォルトタイムゾーンの計算方法を変更しました。

注: その結果、カスタムタイムゾーンの指定が予測どおりに動作しなくなる可能性があります。カスタム [タイムゾーンデータ] フォームエントリを作成した場合は、既存の定義を確認し、必要に応じてカスタムタイムゾーンエントリを再定義する必要があります。

サーバファームの BOD メタデータを更新する新しい機能

ボタンひとつでサーバファームの IDO メタデータキャッシュを全てクリア/更新できる最近導入されたオプションと同様に、ボタンひとつでサーバファームの BOD メタデータをクリア/更新できるようになりました。この新しいボタンは、 [ファーム IDO メタデータのアンロード] フォームにあります。

Infor STS SSO のサポート

新しい認証区分、Infor セキュリティトークンサービス (Infor STS) を、Mongoose コンフィグレーションウィザードのユーザシングルサインオン (SSO) 認証に追加しました。ウィザードの Web クライアントページに該当するデータ(URL、ID、および証明書の拇印)を入力することで、ユーザがサインインする際に Infor STS サーバと接続するように構成を設定できます。

クラウドでリファクタリングした Mongoose コンフィグレーションのロード

Mongoose コンフィグのロードは、コンフィグレーションファイルが巨大なとき、また AWS クラウド環境では特に費用がかかるため、まず Mongoose コンフィグレーションのロードと使用をリファクタリングしています。これは、不要なコンフィグレーションのロードを防ぎ、コンフィグレーションインスタンスによるメモリ使用量を抑えるためです。

数ある変更の中には、コンフィグレーションマネージャで使用するコマンドラインインタフェース (CLI) バッチコマンドのセット作成があります。また、コンフィグレーションマネージャとサービスコンフィグレーションマネージャのどちらにもオプションを作成して、セルフローディングのポーリングをできるようにしました。このようなポーリングオプションは、CLI コマンドを使って設定することもできます。

互換性情報

Infor Support Portal の Online Compatibility Matrix (オンライン互換性マトリックス)を参照してください。