リコールロットまたは在庫の準備

[プロセス製造ロットリコール] フォームを使用して、その他の紐づけられている可能性のあるロットまたは問題のある在庫を判断するために、システムを介してロットを追跡します。また、このフォームを使用して、汚染されている可能性のある資材を見つけたり、特定の購入先まで追跡することもできます。このフォームは、顧客に出荷する前に問題のある製品を見つけるのに役立ちます。通常、これは品質管理プロセスと組み合わせて使用されます。

リコールシナリオは、システム上でロットで追跡することのできる在庫ならどれでも実行できます。また、プロセス製造モジュールには舷梯されません。ただし、標準 SyteLine データポイントと組み合わせて特定のプロセス製造データポイントを判定できるため、プロセス製造では特に役に立ちます。

プロセス製造ロットリコールシナリオを設定するには、以下の手順に従います。

[プロセス製造ロットリコールフォーム] を開きます。
新しいリコールレコードを追加して、次の情報を指定します。

リコール ID

システム生成 ID を使用する場合は、ID を指定するか、フィールドを未入力のままにしておきます。

説明

リコールの説明を指定します。

リコール日

日付を選択します。

最新生成日

このフィールドには、リコール情報が生成された最後の日付が表示されます。
[ソースロット追跡] タブで次の情報を指定します。

品目

リコールに関係する品目を指定します。

ロット

リコールに関係するロットを指定します。

フォワード

このオプションを選択すると、フォワード追跡を実行できます。フォワード追跡では、ロットから作成された全てのトランザクションを検索します。これは、システムでどのように処理されたかを判断するために、またはロットが割り当てられた顧客や顧客の出荷を決定するために生産されたロットを探すために、購入先からもたらされた在庫を見つける場合に便利です。

バックワード

このオプションを選択すると、バックワード追跡を実行できます。バックワード追跡は、ロットの作成に使用されるトランザクションを全て検索します。これは、生産された製品を検索し、どの資材がロットの生産に使用されたかを判断するときに有用で、ロットを製造した購入先と購買オーダを判別するときに便利です。

注: [フォワード] と [バックワード] の両方を選択すると、フォワード追跡とバックワード追跡を同時に実行できます。
このリコールに含める全ての品目およびロットを選択するまで、前の手順を繰り返します。
[リコールの生成] をクリックして、選択したロットのリコール生成を開始します。
リコールが生成された後、以下のいずれかのタブをクリックします。
- [フォワード追跡]: フォワード追跡シナリオで生成されたロットのツリービューを表示します。各ロットにドリルダウンすると、そのロットに関連付けられた他のロット、資材、ジョブに関する追加情報を取得できます。
- [バックワード追跡]: バックワード追跡シナリオで生成されたロットのツリービューを表示します。各ロットにドリルダウンすると、そのロットに関連付けられた他のロット、資材、ジョブに関する追加情報を取得できます。
[フォワード追跡] または [バックワード追跡] タブのいずれかからノードを選択した後、ツリー表示の右にあるグリッドが更新されます。

生成された全てのロットで影響のあるもの（資材ロットや生産ロットなど）についての情報を見るには、影響を受けた [影響のある全ロットのデータを表示] を選択します。
次のタブには追加情報があります。
- [手持在庫]: 現在の在庫レベルを表示します。現在の在庫にフラグをつける必要のあるロットがあるかどうかを判断するためにこの情報を使用できます。
- [製造]: リコールの生成時に見つかった全てのジョブ、および各ジョブの現在の状態を表示します。さらに調査を行うために、または現在作業中のそのジョブの生産を停止する必要があるかを判断するために、どのジョブにフラグをつける必要があるかを判断するために、この情報を使用できます。
- [購買受入]: リコールに関連付けられた購買オーダと購買受入が一覧表示されます。在庫がシステムにどのように組み込まれていたかを判断するためにこの情報を使用できます。
- [顧客出荷]: リコールに関連付けられた顧客出荷と、受注オーダの状況を一覧表示します。この情報を使用すると、保留または取消する必要がある出荷や連絡を必要とする顧客を検索できます。