ステージングテーブルについて

ファクトデータの保存に使用される、ステージングテーブルと呼ばれる一連の実テーブルが SyteLine データベースに追加されました。これにより、データのロードが飛躍的に改善されます。先にファクトデータをステージングテーブルに移動してください。そうでないと、キューブを OLAP サーバに公開した際にデータが何もない状態になります。ここでは、ファクトデータを SyteLine テーブルからステージングテーブルに移動する方法が 2 通りあります。1 つは SyteLine [BI ステージングスケジュール] を使用する方法で、もう 1 つは Business Vault の [公開/公開スケジュール] を使用する方法です。

BI ステージングスケジュール

[BI ステージングスケジュール] フォームでは、[ステージングテーブル] タブのキューブを選択するか、[ステージングテーブルグループ] タブのグループを選択できます。[実行] をクリックして SyteLine からファクトデータを一度にステージングテーブルに移動するか、もしくは [スケジュール] をクリックして選択したキューブまたはグループのスケジュールを設定します。

公開/公開スケジュール

Business Vault の [公開] から、D_Prepare_Booking などの任意のデータの準備リンクを選択するか、全てのデータの準備リンクに対して D_Prepare_Data を選択できます。SyteLine からファクトデータを一度にステージングテーブルに移動するには、[公開] をクリックします。

Business Vault の [公開スケジュール] から、スケジュール時間に達したときにシステムが SyteLine からファクトデータをステージングテーブルに移動するスケジュールを各データの準備リンクに対して設定できます。

キューブの公開

ステージングテーブルにファクトデータが入力された後に、キューブデータを OLAP サーバにロードできます。Business Vault の [公開] から、任意のキューブを選択できます。[公開] をクリックしてキューブデータを OLAP サーバにロードします。

Business Vault の [公開スケジュール] から、各キューブに対してスケジュールを設定できます。スケジュール時間に達すると、システムによりキューブデータがステージングテーブルから OLAP サーバに移動されます。