拡張データ分析のディメンジョンおよび属性の作成
[ディメンションテーブル結合] フォームを使用して、該当するプライマリテーブルおよび二次テーブルを基準テーブルにリンクします。この後で、 [ディメンション属性] フォームを使用して、カラムを基準テーブル、プライマリテーブルおよび二次テーブルから、ディメンションの属性一覧へ追加できます。(属性は、テーブル結合の範囲内にある SELECT 句で使用される、任意の有効な SQL ステートメントにすることができます。)属性一覧に計算済フィールドを追加することに使用できる定数、SQL 関数、および数学オペランドを、 [ディメンション関数] フォームを使用してを指定します。 [ディメンション属性の照会] フォームおよび [ディメンションテーブル結合の照会] フォームも利用できます
一般的に、このプロセスには以下の決定が含まれます。
- ユーザ希望するデータ分析方法を伝えます。たとえば、CFO が勘定科目や転記済元帳トランザクションを分析して、トランザクションに一覧表示した顧客や品目の情報を絞り込みたい場合があります。
- ユーザの希望するデータを含むテーブルを決定します。1 つのテーブルは、他のプライマリ、および二次テーブルへ結合している「基準」テーブルにしてください。必要なデータが現在テーブルにない場合、既存データからの算出または予測方法を判断します。
- そのデータが属する「オブジェクト」を決定します。オブジェクトは複数の関連ディメンションを持つことができます。たとえば、チャートオブジェクトや元帳オブジェクトには顧客、品目、および購入先のディメンションが含まれ、これらはぞれぞれ勘定科目に関連します。
注: 現在、事前定義したチャートオブジェクト、元帳オブジェクト、およびそれらのディメンションと属性を修正できますが、新しいオブジェクトは作成できません。
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[ディメンションテーブル結合]
フォームを使用して、オブジェクトの基準テーブルを定義し、該当するプライマリテーブルおよび二次テーブルを基準テーブルにリンクします。手順については下記の「テーブル結合の定義」を参照してください。
親フォームには基準テーブル 1 つのみとることができます。プライマリテーブルは基準テーブルと一対一の関係を持ちます。。二次テーブルはサブコレクションを表します。基準またはプライマリテーブルに関して 1 つ以上の結果が戻されます。
上記は、ユーザがディメンションを勘定科目に追加する例です。[勘定科目] に使用する基準テーブルはグラフです。少なくも 1 つの結合テーブルが、この場合、基準テーブル [acct] の [主キー] カラムにリンクする必要があります。チャートオブジェクトの事前定義データを例として使用します。元帳テーブルは [ledger.acct=chart.acct] を通じてチャートテーブルに結合されます。その他の二次テーブルは基準テーブル、または基準テーブルにリンクした別のテーブルに結合できます。サンプルデータでは、matltran テーブルが [matltran.trans_num=ledger.matl_trans_num] を介して元帳テーブルにリンクされると、品目テーブルは [item.item=matltran.item] を介して、matltran テーブルにリンクされます。これらリンクしたテーブルの情報はどれも、ディメンションの属性として定義できます。
- [ディメンション関数] フォームを使用して、ディメンション属性に含まれるユーザ定義済みでたーベース機能のリストを作成します。標準の SQL 関数およびカスタム関数のいくつかは、例として事前定義されています。
- この後で、
[ディメンション属性]
フォームを使用して、カラムを基準テーブル、プライマリテーブルおよび二次テーブルから、このオブジェクトの属性一覧へ追加できます。また、属性を構築する時は、定数、SQL 関数、計算、および数学オペランドを入れることができます。手順については下記の「属性の定義」を参照してください。
属性では、エンドユーザがレポートで閲覧を希望する実際値を提供します。
- ディメンション属性は基準テーブルに関連付けられたフォームからユーザにアクセスできるようにする必要があります。