デフォルトの税コードの設定

このトピックでは、デフォルトの税コードを設定する方法について説明します。

保管場所別の顧客/購入先税コード

[住所税コードデフォルト] フォームを使用して、新しい顧客レコードと購入先レコードに、保管場所別 (国、州、および郵便番号) のデフォルトの税コードを入力します。税コードを、全て一度に、または異なる保管場所で顧客および購入先との取引の必要に応じて、入力できます。

新しい顧客出荷先レコードまたは購入先レコードを SyteLine で作成するか、または新しい顧客出荷先レコードをカスタマーポータルから作成する場合、新しい出荷または購入先アドレスに関連するこのフォームの税コードは、顧客出荷先または購入先レコードのデフォルト税コードとして使用されます。ここに一致する税コードがない場合、 [税システム] フォームからの標準 SyteLine 税コードデフォルトを使用します。

税コードのアドレスを一致させる

デフォルト税コードの処理を一致させるには、ここで説明しているように、 [住所税コードデフォルト] フォームの値を使用します。

  • 国、州、および郵便番号が全て住所に一致するデフォルト税コードがフォームに存在する場合、その税コードを使用します。
  • あるいは、国と州が一致し、郵便番号が空欄のデフォルトコードが存在する場合は、それを使用します。
  • あるいは、国と郵便番号が一致し、州が空欄のデフォルトコードが存在する場合は、それを使用します。
  • あるいは、国が一致し、州と郵便番号が空欄のデフォルトコードが存在する場合は、それを使用します。

たとえば、国と州に記入があり、郵便番号が空欄のデフォルト税コードを指定して、その州で全ての住所のデフォルトとしてコードを使用できます。または、オーダを税を請求しない国に出荷する場合、その国のデフォルト税コードは [免除] とし、州または郵便番号を記入しない設定ができます。

税コードおよびカスタマーポータル

SyteLine に追加される新しい顧客出荷先レコードについて、SyteLine ユーザはデフォルト税コードを適切なコードに変更できます。しかし、ポータルから新しい顧客レコードを追加するには、人の介入がないので、適切なデフォルト税コードを取得することがより重要になってきます。

カスタマーポータル設定中に、 [住所税コードデフォルト] フォームでできるだけ多くのデフォルト税コードを設定すると便利です。販売または購入できる各国に 1 つ以上の税コードをカスタマーポータルサイトグループの各サイトで作成してください。 [住所税コードデフォルト] フォームにレコードがない場合、続いて顧客がポータルからオーダを追加する時、ポータルはその地域の有効税額を表示できません。この場合、顧客はそのオーダに対して支払う税額を知ることなくオーダを送信します。新しい顧客レコードが正しい税コードのあるポータルから作成されているか確かめるには、誰かがポータルに登録する時に、さらに再度誰かが出荷先住所を作成したものの住所税コードデフォルトがその住所に見当たらない場合、提出した SyteLine ユーザへ警告を送信します。次に、SyteLine ユーザが顧客およびオーダについて有効な税コードを入力できるまで、このオーダを出荷保留にします。

まずは、各国に 1 つ以上の税コードを作成した方が良いでしょう。徐々に、より一致する税コードレコードを作成すれば、 [住所税コードデフォルト] フォームがより便利になります。デフォルト税コードに顧客の住所を正確に一致させれば、より多くの新しい顧客とオーダが、有効な税コードの手動入力を待たなくても、自動的にシステムから循環できます。

詳細については、ポータルの管理ガイドを参照してください。

税コード、ポータル、および税インタフェースについて

カスタマーポータルオーダの課税に関する税インターフェースを使用する場合、 [住所税コードデフォルト] フォームで EXTRNL 税コードを税システム 1 デフォルト税コードとして指定できます。ポータルで作成した新しい顧客出荷レコードは、一致する住所があると、EXTRNL のデフォルト税コードを使用します。EXTRNL の税コードが受注オーダ税計算論理をトリガすると、標準 SyteLine 税計算論理の代わりに、税インタフェースモジュール論理を使用して、税金額を計算します。

購入先レコードについて、EXTRNL デフォルト税コードは無効にして、手動で有効な税コードに変更する必要があります。

デフォルト税コードを決定する一般処理

このシステムでは、下記処理を利用して、新しい顧客出荷先または購入先レコードの住所を提供する時に、デフォルト税コードを決定します。この処理は地域ベースおよび品目ベース両方の税システムで使用されます。

地域ベースの税システムでは、顧客/購入先税コードが必要になります。新しい顧客または購入先レコードを追加すると、 [顧客出荷先] または [購入先] フォームのデフォルト税コードは、上記で説明したように設定します。このデフォルト値は変更できます。次に、 [顧客出荷先] または [購入先] フォームの値が、それぞれ受注オーダヘッダまたは購買オーダヘッダをデフォルトにします。この税コードは、請求書または支払証書レコード、および税レコードに渡されます。地域ベースの税システムでは、[品目] フォームで品目の税コードを空白にすることも、免除区分の税コードにすることもできます。

品目ベースの税システムでは、 [品目] フォームで品目税コードが必要になります。新しい品目を [品目] フォームで入力すると、その品目の税コードは、 [税システム] フォームのデフォルト品目税コードに設定されます。デフォルト値の変更が可能です。次に、 [品目] フォームの税コードが、受注オーダと購買オーダの明細/発行をデフォルトにします。この税コードは、請求書または支払証書レコード、および税レコードに渡されます。品目ベースの税システムでは、顧客または購入先税コードを空白にすることも、免除区分の税コードにすることもできます。

地域または品目ベース税システムでは、受注オーダまたは購買オーダに関わらず新しい明細品目が追加されると、新しい明細品目のコードは、[品目] フォームの税コードに設定されます。ただし、特殊なゼロ以外の税率、免除コードが受注/購買ヘッダに入力されル場合は例外です。免税コードは以下のように定義します。

  • ゼロ率で免除: 地域ベースまたは品目ベースの税システムで、明細品目は課税対象ではありません。
  • 非ゼロ率で免除: 地域ベースの税システムでは、ヘッダの税コードの率に基づいた税です。品目ベースの税システムでは、特殊な設定の税管轄区を使用します。税管轄区を指定しないと、明細品目の税コードの率に基づいたこの明細に課税します。

明細品目の税コードが空白になっていると、受注オーダ/購買オーダヘッダの税コードは、明細品目の税を計算するために使用します。

受注オーダまたは購買オーダの輸送税コードとその他税コードは、税システム フォームの [輸送税コード] と [その他税コード で指定されている税コードに設定されます。 [税システムフォーム] の税コード] 。

売掛および買掛トランザクションでは、税コードのデフォルト値は、指定した顧客出荷先または購入先から設定されます。ただし、[輸送税コード] と [その他税コード] は、[税システム] フォームの [売掛/買掛税コード] フィールドから取得されます。