発行、カテゴリー、サブスクライバー、およびキー値について

SyteLine における発行とは、実際の文書ではありません。これらは、ほとんどの場合、たとえば、出荷が遅れている、またはタスクの実行が長すぎる場合など、システム内で発生したことを通知するためのものです。ポータルユーザやモバイルユーザを含め、ユーザは、何か発生した場合に通知を受け取るように発行に登録します。

事前定義された発行

SyteLineでは、ユーザが登録できる事前定義された発行が設定されています。 

発行 説明 使用先
APVoucherPostingBackgroundError 買掛支払証書をバックグランドキューに転記中にエラーが発生しました SyteLine ユーザ
ARPaymentPostingBackgroundError 売掛支払をバックグランドキューに転記中にエラーが発生しました SyteLine ユーザ
BOMBulkImportError 部品表バルクインポートエラーが発生しました 部品表バルクインポートを実行中のユーザ
CPConsignedInvLevelAlert 顧客の預託在庫の数量が最低値または最高値を超えました カスタマーポータルユーザ
CPVendorInteractionAlert SyteLine ユーザがサブスクライブ [カスタマーポータル] ユーザ用のやり取りのテキストを入力しました カスタマーポータルユーザ
CustomerCreditHoldAlert 顧客が与信保留にされました 財務コントローラモバイル、販売担当者モバイル
CustomerDocumentUploadAlert 顧客がカスタマーポータルを使用して文書をアップロードしました。または SyteLine ユーザが以下を使用して顧客文書をアップロードしました SyteLine ユーザが他のユーザ、またはカスタマーポータルを使用した顧客がアップロードした文書を承認する
CustomerInteractionFollowUpAlert 顧客とのやり取りにはフォローアップが必要です。キー値 1 は顧客番号を定義します。 販売担当者モバイル
CustomerOrderCreditHoldAlert 受注オーダが与信保留にされました 販売担当者モバイル
CustomerShipmentAlert オーダが顧客に出荷されました(特定のオーダ/顧客に関して) 販売担当者モバイル
DCShopFloorTransactionErrorAlert 指定した数のデータコレクション工程のトランザクションエラーが発生しました。キー値 1 は、ユーザが警告を受け取るまでに生成される必要があるエラーの数を定義します 生産管理者モバイル
InvoiceTransactionBackgroundError 請求書をバックグランドキューに転記中にエラーが発生しました SyteLine ユーザ
ItemPriceRequestAlert SyteLine で品目価格要求が入力されました 品目価格要求に回答する購入先ポータルのユーザ
ItemPriceResponseAcceptedAlert SyteLine で品目価格回答が承認されました 品目価格要求に回答する購入先ポータルのユーザ
ItemPriceResponseAlert 購入先ポータルで品目価格回答が入力されました 品目価格要求を入力する SyteLine ユーザ
JobMaterialCostAlert ジョブに対して発行された数量が必要以上であり、ジョブの合計材料費(実際)が、必要な原価を、ユーザが設定した一定のパーセント(許容値)だけ超えています 財務コントローラモバイル、生産管理者モバイル
JobOperationHoursAlert ジョブの作業時間が予測を超えていました 生産管理者モバイル
JobOverProductionAlert ジョブの完了数量が発行数量を超えています 生産管理者モバイル
JobProjectedLateForCustomerAlert 特定の顧客に対してジョブが遅れることが予測されています。キー値 1 は顧客番号です。 生産管理者モバイル
LateOrderShippingAlert 顧客向けの少なくとも 1 つの未決オーダ明細が現在の日付より前の日付になっています。キー値 1 は顧客番号です。 エグゼクティブモバイル
LeadAssignedAlert 販売担当者にリードが割り当てられています 販売担当者モバイル
LockedUserAlert ユーザがロックアウトされています IT 管理者モバイル
NewCustomerCreatedAlert カスタマーポータルまたはリセラーポータルに新規顧客が作成されました。

E-mail に関連付けられた新しい顧客がポータルで登録される時にリセラーが E-mail を受け取れるようにするには、リセラーユーザは KeyValue を salesperson ID (例えば、KeyValue = JAR)に設定してこの発行をサブスクライブする必要があります。顧客に slsman がある場合 = JAR がポータルで登録されると、リセラーは E-mail で通知されます。

SyteLine ユーザは KeyValue を Null に設定してサブスクライブすると、顧客がポータルから作成されるときに E メールが受け取ることができます。

リセラーポータルユーザおよび

SyteLine ユーザ

OpportunityDueAlert 機会が期限に達しています 販売担当者モバイル
OrderShippingAlert 受注オーダが出荷されました カスタマーポータルまたはリセラーポータルユーザ
OverBudgetAlert 指定した勘定科目の実際の金額が、現行の会計期間の予算を超えています。キー値 1 は、勘定科目で、キー値 2 は警告をトリガする予算を超えた割合です。 財務コントローラモバイル、エグゼクティブモバイル
PortalIncidentAlert インシデントを顧客またはリセラーポータルに入力しました。 SyteLine ユーザ
PortalOrderReceivedAlert カスタマーポータルまたはリセラーポータルで発注がありました。

顧客がカスタマーポータルで発注時にリセラーが E-mail を受信できるようにするには、リセラーユーザは KeyValue を salesperson ID (例えば、KeyValue = JAR)に設定してこの発行をサブスクライブする必要があります。顧客に slsman がある場合 = JAR はポータルにオーダを配置し、リセラーは E メールで通知されます。

SyteLine ユーザは KeyValue を Null に設定してサブスクライブすると、注文がポータルから作成されるときに E メールが受け取ることができます。

リセラーポータルユーザおよび

SyteLine ユーザ

PortalOrderRequestDateBeforeDueDateAlert ポータルオーダは納期前の要求日に設置されました。 SyteLine ユーザ
PortalSROLaborTransactionAlert サービス要求オーダ(SRO)労務トランザクションがリセラーポータルで入力されました。 SyteLine ユーザ
PortalSROMatlTransactionAlert サービス要求オーダ(SRO)資材トランザクションがリセラーポータルで入力されました。 SyteLine ユーザ
PortalSROMiscTransactionAlert サービス要求オーダ(SRO)計画外トランザクションがリセラーポータルで入力されました。 SyteLine ユーザ
PortalUnitRegistrationAlert ユニット登録が顧客またはリセラーポータルで入力されました。 SyteLine ユーザ
ProjectedLateShipAlert オーダ明細の出荷が遅れることが予測されます。キー値 1 は顧客番号です。 販売担当者モバイル、エグゼクティブモバイル
ProspectInteractionFollowUpAlert プロスペクトにはフォローアップが必要です。キー値 1 はプロスペクト ID です。 販売担当者モバイル
ScheduledMaintenanceAddedAlert コールセンタインシデントからサービス要求がありました。 成型業パック
ScheduledMaintenanceAlert スケジュール済の保守に対するサービス作業が必要です。 成型業パック
SLCustomerInteractionAlert 顧客がカスタマーポータルを使用してやり取りのテキストを入力しましたこの発行のサブスクライバー用のキー値には、受け取った警告をその特記についてのやり取りのみに制限するために、( [やり取りトピック] フォームから)単一のやり取り特記を含めることができます。あらゆる特記に関する全ての警告を受け取る場合、キー値は空白のままにすることもできます。 カスタマーポータルとのやり取りに回答する SyteLine ユーザ

マルチサイト実装では、ユーザは担当するサイトおよびプライマリサイトでこの警告をサブスクライブする必要があります。

SLVendorInteractionAlert 購入先が購入先ポータルを使用してやり取りのテキストを入力しましたこの発行のサブスクライバー用のキー値には、受け取った警告をその特記についてのやり取りのみに制限するために、( [やり取りトピック] フォームから)単一のやり取り特記を含めることができます。あらゆる特記に関する全ての警告を受け取る場合、キー値は空白のままにすることもできます。サブスクライバの [E-mail 区分] は、[主要] に設定する必要があります。 購入先ポータルとのやり取りに回答する SyteLine ユーザ

マルチサイト実装では、ユーザは担当するサイトおよびプライマリサイトでこの警告をサブスクライブする必要があります。

SpecialPromotionsAnnouncements 連絡事項または販売促進が送信されました カスタマーポータルユーザ
TaxCodeEvaluationAlert 新規ユーザがポータルに追加されました、かつ/または発注がありました。しかし、ユーザの出荷先住所に関連付けられたデフォルト税コードのレコードがありません。 SyteLine ユーザ
TransactionAmountAlert 指定した勘定科目のトランザクションの金額が指定された金額を超えています。キー値 1 は勘定科目です。キー値 2 はトランザクションが制限されるべき金額です。 財務コントローラモバイル
VendorDocumentUploadAlert 購入先が購入先ポータルを使用して文書をアップロードしました。またはユーザが以下を使用して購入先文書をアップロードしました。 SyteLine ユーザが他のユーザ、または購入先ポータルを使用した購入先がアップロードした文書を承認する
VPConsignedInvConsumptionAlert 購入先預託在庫品目の手持数量が、消費または購入先への返却によって減少しました 購入先ポータルユーザ
VPConsignedInvLevelAlert ある品目の購入先預託在庫が、最小値または最大値を超えました 購入先ポータルユーザ
VPCustomerInteractionAlert SyteLine ユーザがサブスクライブ [購入先ポータル] ユーザ用のやり取りのテキストを入力しました 購入先ポータルユーザ

[発行] フォームでは、独自の発行を作成することもできます。

発行カテゴリ

特定の種類のユーザを対象として特定の発行があります。ユーザ用の発行を整理しやすくするために、SyteLine では、事前定義されたカテゴリをいくつか用意しています。ほとんどの場合、これらのカテゴリは事前定義されたモバイルホームページと一致します。たとえば、販売担当者モバイルホームのフォーム上で利用できる発行を整理するのに使用される販売担当者カテゴリがあります。

[発行カテゴリ] フォームでは、追加でカスタムカテゴリを作成できます。

発行サブスクライバ

ユーザは、 [発行サブスクライバ] フォームを使用して発行に登録できます。さらにユーザは、SyteLine モバイルの [通知をサブスクライブ] ページまたはカスタマーポータルや購入先ポータルからも登録できます。

Infor Ming.le や IFS の同じ PersonId または E-mail アドレスでも定義され、これらの発行の一部に対する警告も Infor Ming.le Alerts パネルに表示されます。詳細はInfor Operating ServiceInfor SyteLine コンフィギュレーションガイド』 を参照してください。

通知に発行を使用

発行は、アプリケーションイベントシステム、さらには必要に応じてその他のアプリケーションフォームと連携し、特定の状況が発生したときにサブスクライブユーザに E-mail 通知を送信します。

発行を設定するには、以下のフォームを使用します。

  • [発行カテゴリ] : 発行カテゴリを作成して管理するには、このフォームを使用します。一部のカテゴリは、SyteLine モバイルとともに使用されるように事前定義されています。
  • [発行] : 発行を作成してそれらを発行カテゴリに関連付けるには、このフォームを使用します。1 つの発行に任意の数のカテゴリを関連付けることができます。1 つのカテゴリに任意の数の発行を関連付けることもできます。一部の発行は、SyteLine モバイルで使用されるように事前定義されています。
  • [発行サブスクライバ] : このフォームは、個々のユーザを発行にリンクします。モバイルユーザは、このフォームを使用する代わりに、モバイルホームページ上にある [警告をサブスクライブ] リンクを使用して、モバイルデバイスから発行に登録できます。

キー値

一部の発行では、登録時にキーの値を入力できます。たとえば、TransactionAmountAlert には、勘定科目を保持する[キー値 1]、トランザクションが制限されるべき金額を保持する[キー値 2] の 2 つのキー値が必要です。必要な場合は、キー値が上記の表に記載されます。キー値のフィールドを空白のままにすると、一致するイベントまたは発生するトランザクション全てに対して警告を受け取ります。

別の例: DCShopFloorTransactionErrorAlert の[キー値 1] は、ユーザが警告を受け取るまでに生成される必要があるエラーの数を定義します。[キー値] に [10] を指定したとします。そうすると、47 件の DC エラーが生成された場合、4 つの警告を受け取ります。このそれぞれのバッチに 10 件のエラーが含まれています。残りの 7 つの警告は、指定された数量に達しなかったので、警告を生成しません。さらに 3 件のエラーが生成されると、新しい警告が送信されます。

発行からの警告を保留にするには、[キー値] フィールドに [0] を入力します。これにより、発行から登録解除せずに警告の受信を一時的に停止できます。