IDM 文書ワークフローの例
この例では、OrderInvoicingCreditMemoLaser バックグラウンドタスクについて説明します。これは、事前定義された文書ワークフローの 1 つです。ユーザが請求書を印刷すると、OrderInvoicingCreditMemoLaser タスクが実行されます。タスクが完了するとこのワークフローが実行され、請求書 PDF ファイルがそれを特定するメタデータとともに Document Management に送信されます。これにより、ユーザはこの特定の文書を Document Management で容易に見つけることができます。この場合、含めるメタデータは請求書番号および、請求書に関連付けられている顧客番号と受注オーダです。
請求書を生成し、 [実行中のバックグラウンドタスク] フォームでバックグラウンドタスクパラメタを確認すると、コンマで区切られたパラメタのリストが表示されています。このワークフローの vKeyText-01 はリストの 4 番目のパラメタ (請求書番号) を分離し、適切な形式に変更します。
ワークフローは請求書番号を取得した後で、指定された IDO (SLInvHdrs) を使用して、請求書に関連付けられている顧客番号および受注オーダを含む請求書に関する追加情報を取得します。この情報はフィルタ用にメタデータとして Document Management に渡されます。
ワークフローは、外部文書区分 (CS_SalesInvoice) および会計グループ区分 (InforSalesInvoice) についてあなたが提供した情報に基づいて、Document Management のどこに文書ファイルを保存するかを決定します。説明を有効活用するために、KeyText 変数の値を使用して文書の説明を設定することで、説明を有効活用できます (例: [4677103_InforSalesInvoice])。
以下の表は、OrderInvoicing CreditMemoLaser ワークフローで定義されている値の説明です。
フィールド | 値 | 説明 |
---|---|---|
TaskName | OrderInvoicingCreditMemoLaser | [バックグラウンドタスクの定義] フォームに表示されている TaskName です。 |
vKeyText01 | StartInvoice= | 検索文字列です。 |
vKeyText02 | INSTR(E(eTaskParms1), V(vKeyText01)) + LEN(V(vKeyText01)) | TaskParms1 文字列の StartInvoice= の開始位置を見つけます。 |
vKeyText03 | SUBSTRING(E(eTaskParms1), V(vKeyText02), LEN(DBFUNCTION("ExpandKyByType", "InvNumType", "A1"))) | TaskParms1 文字列の文字を開始位置と請求書番号の長さ (10 文字) を足した場所から抽出します。 |
vKeyText04 | DBFUNCTION("ExpandKyByType", "InvNumType", V(vKeyText03)) | 抽出した文字列の値を請求書番号に変換します。 |
vIdoName | SLInvHdrs | InvoiceNumber のデータを含む IDO の名前です。 |
vIdoFilter | SUBSTITUTE("InvNum='{0}'", V(vKeyText04)) | フィルタが IDO でレコードをルックインします (例: vKeyText04 フィールドが「4677103」と評価された場合は、InvNum=「4677103」)。 |
vIdoPropertyList | CoNum,CustNum,InvNum | vIdoName にリストされている IDO に属する IDO プロパティ一覧です。Document Management 文書は、これらの IDO プロパティ値と一致する属性でタグ付けされます。 |
vExtDocName | CS_SalesInvoice | 提出済みの文書を保管するのに使用される Document Management 文書区分です。 |
vExtMsgEntity | InforSalesInvoice | JSON メッセージで使用される Infor Ming.le EntityType です。 |
vExtDocDescription | SUBSTITUTE("{0}_{1}", V(vKeyText04), V(vExtMsgEntity)) | vKeyText04 が InvNum=「4677103」と評価された場合に、「4677103_InforSalesInvoice」という形式で有益な文書の説明作成するのに使用される関数です。 |