論理フォルダの設定

EDI、EFT、または給与等の ERP 機能により使用されるファイルをインポートまたはエクスポートするには、ファイルサーバおよびそのファイルサーバの論理フォルダを設定する必要があります。このトピックでは、ファイルサーバを設定し、有効化した後の論理フォルダの設定方法について説明します。論理フォルダは、アプリケーションデータベースへのデータのインポートおよびエクスポート、データのアーカイブ、およびデータのロギングに使用するファイルを保存します。

デモ環境では、論理フォルダのセットが事前定義されていますが、これらを設定する必要があります。初期化されたアプリケーションでは、1 つの「デモ用」の論理フォルダが定義されているだけなので、他の論理フォルダを追加する必要があります。

インポート、エクスポート、アーカイブを必要とするアプリケーションの各領域での推奨される論理フォルダ一覧は、「定義する論理フォルダの一覧」を参照してください。このトピックでは、各論理フォルダに割り当てる推奨の権限グループも示されています。

必須事項:

  • 適切なフォームへのアクセス権を持つ、このアプリケーションのシステム管理者である必要があります。
  • 実装において、「定義する論理フォルダの一覧」 のどの論理フォルダを追加する必要があるかを決めます。
  • どのユーザ権限グループが各論理フォルダへのアクセス権を持つかを決めます。
  1. [ファイルサーバ論理フォルダ] フォームで、フィルタボタンをクリックして既存の論理フォルダを確認します。
  2. 必要に応じて、論理フォルダを追加および設定します。

    どのフォルダを設定し、有効化する必要があるかについては、「定義する論理フォルダの一覧」 の情報を参考にしてください。

    たとえば、[外部給与] 機能を使用する場合、[PayrollImport] および [PayrollExport] の 2 つの論理フォルダを設定する必要があります。

    必要な各論理フォルダに対して、以下の設定情報を指定します。

    有効
    このチェックボックスを選択します。
    論理フォルダ名
    定義する論理フォルダの一覧」 から論理フォルダ名を追加します (例: [PayrollImport])。
    サーバ
    以下のいずれかのトピックに従って、定義したファイルサーバのサーバ名を選択します。

    クラウドでの ERP のファイルサーバの設定

    ERP オンプレミスのファイルサーバの設定

    フォルダテンプレート
    ファイルサーバ上のフォルダの保存先のパスを指定します。たとえば、外部給与論理フォルダには [\PR]、EDI 論理フォルダには [\EDI] を使用します。

    テンプレートを使用して、より細かいフォルダ構造を後から設定できます。

    フォルダアクセスの深さ
    初期値として [5] を指定します (後から変更可能です)。

    [フォルダテンプレート] および [フォルダアクセスの深さ] 値は後から変更可能です。ヘルプトピック「例」を参照してください。論理フォルダに対するテンプレートの設定

  3. 各論理フォルダにアクセスできるユーザを決定する権限を設定します。
    1. [グループ] フォームで、1 つの論理フォルダに使用する権限グループを 1 つ選択します。

      たとえば、[給与] グループを選択します。

      各論理フォルダに割り当てる推奨のグループについては、「定義する論理フォルダの一覧」を参照してください。

    2. 適切なユーザがグループに追加されていることを確認してください。このグループには、該当の論理フォルダにアクセスする全てのユーザが含まれている必要があります。
      注: この設定をステップ 5 でテストするには、このグループの一員にあなたが追加されている必要があります。これにより、論理ファイルにアクセスできます。スーパユーザに論理フォルダへのアクセス権が自動的に付与されるわけではありません。
    3. [グループ権限] をクリックします。
    4. [グループのオブジェクト権限] フォームで、論理フォルダをグループに追加します。以下の情報を指定します。
      オブジェクト区分
      [ファイルサーバ] を選択します。
      オブジェクト名
      グループに関連付けるファイルサーバ上の論理フォルダの名前を指定します。

      たとえば、[給与] グループの場合は、[PayrollImport] および [PayrollExport] などと指定します。これにより、[給与] グループの全てのユーザが PayrollImport および PayrollExport 論理フォルダにアクセスできるようになります。

      権限
      この論理フォルダに対して、グループメンバーが所有すべきアクセス権限を選択します。この権限には、読み取り、書き込み、および削除が含まれます。
    5. 使用する各権限グループ/論理フォルダの組合せに対してこの手順を繰り返します。
  4. 論理フォルダを適切なパラメタフォームと関連付けます。

    定義済みの各論理フォルダとともに設定すべきパラメタフォームおよびフィールドは、「定義する論理フォルダの一覧」で確認してください。

    たとえば、 [外部給与インタフェースパラメタ] フォームの [論理フォルダのインポート] フィールドで [PayrollImport] を、[論理フォルダのエクスポート] フィールドで [PayrollExport] を指定します。

  5. パラメタフォームの論理フォルダフィールドの 1 つの横にある [ファイル] ボタンをクリックし、その論理フォルダの [ファイル保守] フォームが開くことを確認します。(論理フォルダにアクセスするには、その論理フォルダに関連付けられている権限グループに属している必要があります。)

    [ファイル保守] フォームを使用して、その論理フォルダ内のファイルを手動でアップロードまたはダウンロード、および閲覧できます。

    その後、トランザクションフォームを使用して、実際にファイルをアプリケーションにインポートまたはエクスポートできます。たとえば、 [外部給与インタフェース入力] フォームでは、[ロードファイル] ボタンをクリックすると、[論理フォルダのインポート] にアップロードされたファイルの外部で処理された給与データがアプリケーションデータベースにロードされます。