アップグレード

アップグレードには、以前の SQL バージョンの SyteLine、またはバージョン 10 のベースバージョン以前の Infor SyteLine が必要です。実行するのは upgrade.exe ツールです。アップグレードの後、バージョン 10 のベースレベルを最新のビルドまで上げたい場合は、次のセクション「アップリフト」を参照してください。
注: 以下の手順を必ずお読みください。現在バージョン 7 をお使いの場合は、アップグレード完了までに追加ステップがあります。お使いのバージョンが 7 でない場合は、追加ステップをスキップいただけます。

データベースをバージョン 10 ベースバージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. バージョン 7 をお使いのユーザ - 現在のバージョンが 7 のいずれかのバージョンである場合、お使いのデータベースをオールインワンデータベースに統合する前にバージョン 10 で「オブジェクト」データベースを作成する必要があります。テンプレートデータベースがない場合は、お使いのデータベースをオールインワンデータベースに統合する前にバージョン 10 で作成する必要があります。これらのデータベースを作成するには、InforDBCL からコマンドラインを使用する必要があります。例:
    infordbcl.exe createdb -databasename:<database_name> -username:<db_owner_account> -password:<db_owner_pwd> -servername:<server_name> -dbtype:<db_type> -product:SL
    < > を実際の名前に置換して CSI10 dbs を作成します。「フォーム」、「オブジェクト」、または「テンプレート」が期待される <db_type> の値です。
    必要ではないながらも、「オブジェクト」または「テンプレート」データベースと同じ方法で「フォーム」データベースを作成することもできます。これは、変更内容を保持したくない場合にのみ行ってください。
  2. upgrade.exe を実行します。「C:\...InforCSIInstaller.version\Server\WinStudio\Tools」にあります。このアップグレードにより、全てのデータベース(フォーム、アプリケーション、オブジェクト、テンプレート)が 1 つのオールインワン (AIO) データベースに統合されます。バージョン 10 の場合は、この 4 つのデータベースが全て必要です。以前のバージョンでテンプレートデータベースがなかった場合は、最初にそのバージョンでテンプレートを作成する必要があります。テンプレートデータベースの作成方法については、お使いのバージョンの 『インストールガイド』 を参照してください。
  3. バージョン 10 での使用を承認されたサードパーティアプリケーションがインストールされている場合は、その会社が提供するアップグレードを実行して、その製品の最新の事前バージョンにアップグレードする必要があります。このアップグレードの実行方法については、該当する製品のマニュアルを参照してください。
  4. Infor SyteLine および全ての承認済サードパーティ製品についてアップグレードが正常に完了したら、DBValidator.exe を実行します。このツールの使用方法については、 『データベースバリデーションおよび準備ツールユーザガイド』 を参照してください。正常に完了すると、データベースは「検証済」としてマークされます。この時点でバージョン 10 へのアップリフトの開始準備が整いました。アップリフトが完了していないデータベースは有効な作業用データベースではないことにご注意ください。最新のビルドに更新するには、次のセクション「アップリフト」に進みます。