作業実績の入力

ジョブオーダの段取、ジョブオーダへの資材出庫、ジョブオーダの実行、完了に関する各種の作業詳細を記録し、完成品をジョブから在庫に移動するには、システムにジョブトランザクションを入力しなければなりません。
注:  [追加確認の実行] 工程管理パラメタを使用して、間違ったジョブトランザクションの入力を回避します。誤ったトランザクションを転記した場合は、負のトランザクション入力で取り消すことができます。

ジョブトランザクションの逆仕訳」 を参照してください。

ジョブトランザクションには一般的に、資材トランザクションと作業トランザクションという 2 つの種類があります。

ジョブ資材トランザクション

ジョブ資材トランザクションは、在庫からジョブに出庫された(またはジョブから在庫に戻された)資材数量を記録します。資材トランザクションは、以下のいずれの方法でも入力できます。

  • [ジョブ資材トランザクション] フォームを使用して、トランザクションを手動で入力します。
  • [ジョブピックリスト] レポートの [出庫記録] オプションを選択して、ピックリストの印刷時に資材を自動的に出庫します。
  • 自動更新 機能を使用して、システムに自動的に資材トランザクションを入力させます。
注:  資材を再加工用に出庫する場合、 [ジョブ資材トランザクション] フォームを使用してジョブトランザクションを手動入力する必要があります。

特定のジョブに転記された資材トランザクションのコストと数量詳細を表示するには、 [資材トランザクションレポート] を実行するか、 [ジョブ資材] フォームの [累計値] タブを表示します。

ジョブ作業トランザクション

ジョブ作業トランザクションでは、以下を含むジョブ作業の詳細を記録します。

  • 段取、移動、作業時間
  • 完了数または不良数
  • 次の作業に移動した個数
  • 間接機械費
  • 完了間近の作業のマーキング

ジョブ作業トランザクションの入力:

  • [作業実績報告] フォームを使用して、トランザクションを作成します。
  • [作業実績更新] 機能によって、工程配賦仕訳帳にトランザクションを転記します。

完成品の在庫への移動

ジョブトランザクションの作成時に、完成品をジョブから在庫に自動的に移動させるには、[工程管理パラメタ] フォームの [ジョブ在庫トランザクション] フィールドを選択します。

完成品のレコードに対する管理権限を拡大したい場合は、[ジョブ在庫トランザクション] フィールドをクリアします。このフィールドをクリアした場合、ジョブトランザクションを最初に入力し、 [ジョブ受入] フォームを使用して完成品を在庫に受け入れる必要があります。 [ジョブ受入] フォームには在庫管理権限が必要です。