資材有効在庫レポート

このレポートでは、品目の製造に必要な時間を、最新資源有効性に基づき、概算します。レポートは、特定の品目と数量のみに基づく場合も、既存のジョブまたは見積ジョブに基づく場合もあります。

このレポートは、概算の目的でのみ使用してください。比較的迅速な処理時間を実現するために、システムでは以下を想定しています。

  • 優先度の高い全てのジョブは、現在発行済であるため、それらの所要量は割当済か、出庫済です。
  • 不良率は考慮されません。
  • 現在の作業手順/部品表内の代替品目は考慮されません。
  • 発行済のジョブと購買オーダを資材の有効在庫の概算に含める場合、最終日/納期が最早要求日以前のジョブと購買オーダが含められます。多階層の部品表の最上位と最下位が品目を必要とする場合、その品目の有効性は、その品目を必要とする最早ジョブに基づきます。
注:  ジョブについて資材有効在庫レポートを実行すると、まだ使用されていないコンポーネントの出庫数量が、有効な資材の数量に含められます。

このレポートでは、MDAY カレンダを使用します。MDAY カレンダの使用方法については、「就労週の定義」のトピックを参照してください。

品目の数量が不足している場合、このレポートには品目のコンポーネントのみが表示されます。十分な数量の品目が存在する場合は、1 行のみが表示されます。

有効在庫の状況は、要求数量、有効数量、および要求納期として表示されます。要求納期の有効在庫が、現在の日付の有効在庫と異なる場合、システムでは要求納期が間違っていると見なされます。要求納期は、以下のメッセージで置換されます。

    最早納期日: 利用できません。要求納期を本日に設定してレポートを再実行してください。

現行手持数量から引当を差し引くことにより、有効数量決定されます(発行済のジョブや購買オーダを含めるオプションもあります)。不足がある場合は、不足数量と注文日も示されます。

注文日は、要求納期からリードタイム、受入時間、およびペーパワークリードタイムを差し引いた値に基づきます。さらにシステムは、依存リードタイムを累積し、その結果をクリティカルパスリードタイムとして製造日数で印刷します。

注:  このレポートは、選択したオプションにかかわらず、予約済数量は有効在庫として示しません。