基準生産計画 (MPS) レポート

[計画期間カレンダ] で設定した期間について、 [基準生産計画 (MPS) レポート] には、残受入、残所要量、予測有効在庫数量、および約束可能量が一覧表示されます。

このレポートは、標準生産計画(MPS)表示とよく似ています。情報は、まずプランナコード、次に品目で編成されます。

注:  副製品ジョブの各 副製品 品目は、同じジョブ番号を持つ残受入として表示されます。副産物は、マイナスの所要量として表示されます。

[計画期間カレンダ] の期間数は、レポートに表示される期間数より少なくすることはできません。少ない場合はエラーメッセージが表示され、レポートを実行できません。

レポート出力では、残所要量は、需要予測、独立需要、従属需要の 3 つのコンポーネントに分かれます。

需要予測量は、該当する期間に対して入力された全ての需要予測の残所要量です。

独立需要の数量は、納期がその期間内である現行品目に対する全ての受注オーダおよび移動によって決まります。

従属需要の数量は、計画オーダを生成したときの親品目からの所要量です。計画オーダは、ジョブまたは生産計画の結果です。

受入数量には、購買オーダ、購買要求、確定または発行済ジョブ、発行済生産計画、および移動が含まれます。

注: MRP または APS 計画処理を実行する前に [計画済生産計画の計画] 計画パラメタを選択した場合は、計画済生産計画からの受入数量も含まれます。

予測有効在庫の値は、最初の手持残高に受入予定を追加し、残所要量を差し引いて計算されます。

約束可能量は、現行期間と、受入予定を含む期間に対してのみ表示されます。この数値は、(次の受入が予定されるまでの)全ての独立需要と従属需要の合計を、現行期間の受入から差し引いて計算されます。計算された値が 0 より少ない場合は、0 として表示されます。