ゼロ未払いの表示

デフォルトでは、このオプションはクリアされています。レポートには、未払数量がゼロである所要レコードは印刷されません。このオプションを選択すると、これらの所要量が印刷され、レポートのサイズが大きくなります。このゼロ所要量は品目の MRP または APS データには影響しないため、通常、このオプションは選択しないでください。これらのレコードは、 [計画詳細] フォームでは自動的に非表示になります。

[ゼロ未払いの表示] オプションの目的は、ゼロ未払いの所要量がある個々の所要量を非表示にすることです。ただし、この機能は、一般的に期待されるような、作業(受入または所要量)がない品目を非表示にするためのものではありません。MRP データまたは APS データがない品目が印刷されないようにする唯一の方法は、「例外品目のみ」 オプションを選択することです。ただし、この場合、MRP または APS データはあるが例外メッセージがない品目も印刷されなくなります。これらの品目を印刷しながら作業のない品目を省略する方法はありません。

システムには、品目に存在する各所要量の元計画数と残所要量が格納されます。受注オーダや親ジョブなどのソースからの所要量については、トランザクションの入力時に残所要量が削減され、所要量(受注オーダ出荷、ジョブ資材出庫)のソースが満たされます。予測所要量では、品目の受注オーダを追加することにより、残所要量が削減されます。たとえば、残所要量がゼロまで削減される場合、MRP と APS には所要量がそのまま格納されます。

所要量がいつ削除されるかは、ソースによって異なります。MRP または APS 計画処理を次に実行したときに、満たされた受注所要量が削除されます。親ジョブ所要量は、ジョブが完了するまで削除されません。完全に消費された需要予測は、これらが 「需要予測期間過去」 値よりも過去になったときに削除されます。

注:  [計画詳細] [計画サマリ] の両レポートには、レポートに印刷された各区分の例外の数を示す最終的なサマリーが含まれます。