再発注ポイント

このフィールドは APS と、MPS 品目でもファントム品目でもない購買品目にのみ適用されます。

通常、再発注ポイント品目は標準品目とは別に追跡と保守を行う安価な大量品目(くぎ、ボルトなど)になります。

[再発注ポイントを使用] フィールドが選択されている場合、計画オーダの生成ポイントを調整する在庫レベルを指定して、この品目の手持在庫を補充します。手持レベル + 受注残数(購買オーダから得る合計数)がこの再発注ポイントレベル以下になった場合、[固定発注数量] フィールドに指定された数量の計画オーダが生成されます。この計画オーダ数が再発注ポイントより大きくない場合、[オーダまるめ] 量が使用され、再発注ポイントより大きくなるまで計画オーダ数が追加されます。[オーダまるめ]量がゼロの場合、[固定発注数]が計画オーダ数追加用のまるめ量として使用されます。現在日 + 品目のリードタイムを納期とする再発注ポイント計画オーダが生成されます。

たとえば、以下の値について検討します。

  • 開始手持在庫: 28
  • オーダまるめ量: 5
  • 固定オーダ数量: 10
  • 再発注ポイント: 30

APS 計画処理を実行する場合は、10 の計画オーダが生成されます。

注: 
  • システムが手持レベルを計算する場合、「専用在庫」 の倉庫として指定された倉庫内にある在庫数は含まれません。
  • 所定の計画実行中に、システムは再発注ポイント品目毎に現在日 + 品目のリードタイムを納期とする単一の計画オーダを生成します。
  • 再発注ポイント補充用の計画オーダ数を計算する場合、再発注ポイント品目の需要は考慮されません。
  • 再発注ポイント品目に対する安全在庫補充用の計画オーダは生成されません。ただし、「安全在庫割れ」例外メッセージは表示されます。
  • 計画詳細や要求サマリ APS などの計画出力分析フォームに、再発注ポイント計画オーダが「再発注ポイント」の参照とともに表示されます。

[計画詳細] フォーム、 [計画サマリ] フォーム、および [例外レポート] にあるこのフィールドは、表示専用の参照用として使用されます。再発注ポイント品目の計画オーダについて、[参照] フィールドに PLN 番号の接頭辞として「ROP」が表示され、[親参照] フィールドに「再発注ポイント」が表示されます。