発行前製造日付の保護

このフィールドは APS に適用されます。

注:  [What-If プランニングパラメタ] フォームのこのフィールドに変更を加えても、ほとんどの計画パラメタと異なり、 [計画パラメタ] フォームの対応するフィールドは自動的に変更されません。

APS が資材コンポーネントの有効在庫の変更を考慮してジョブまたは生産計画品目の完了予定日を繰り越さないよう指定する場合は、このフィールドを選択します。実際にこのフィールドを選択すると、完了前に確定ジョブまたは計画済生産計画で部品表に資材が必要であるという内部要件(資材に対する需要の待機中に親需要に対して完了予定日を繰り越します)が削除されます。したがって、このフィールドが選択されている場合は、完了予定日はジョブまたは生産計画の終了日/納期と同じ日のままです。

このフィールドを選択しないと、必要な資材コンポーネントが遅延された場合に APS で終了日/納期よりも後の完了予定日を再計算できます。この場合、システムはこの遅延を考慮して需要の完了予定日を繰延します。

「確定」ジョブおよび「計画」の生産計画の日付が固定していることが予測される場合は、このフィールドを選択することをお勧めします。ただし、遅延が発生した場合、APS は例外メッセージを生成します。この場合、手動で遅延を処理する必要があります。

需要が資材コンポーネントを消費し、ジョブ供給が利用可能である場合にこのフィールドがどのような影響を与えるのかについて、詳しくは「APS によるジョブ状況の解釈方法」のトピックを参照してください。

作業手順/部品表がない「確定」ジョブおよび作業手順/部品表がない「計画」の生産計画明細(この生産計画品目に作業手順/部品表がない)の場合、部品表に存在する代替資材が考慮されるか([発行前製造日付の保護] = 未選択)、主要資材のみを使用するか([発行前製造日付の保護] = 選択)が、このパラメタに応じて変わります。

詳細については、「部品表での代替資材の使用」のトピックを参照してください。