LLC

ローレベルコードは、現在のジョブまたは生産計画部品表(BOM)の最下位の品目を表します。ローレベルコードが 0 は、品目が終了品目(完成品)であり、他の品目のサブコンポーネントではないことを示します。ローレベルコードが 0 より大きい場合は、品目が他の品目のコンポーネントであることを示しています。システムは最大 20 個のレベルのローレベルコードをサポートします。

例: A が 1 B と 1 C から構成され C が 1 D から構成されている部品表の構造を表すには、システムは次のローレベルコードを使用します。

品目 ローレベルコード
A 0
B 1
C 1
D 2

[最新部品表プロセッサ] を実行してローレベルコードを設定するか、「ローレベルオンライン」 在庫パラメタを有効にすると、新しい資材を追加するとき自動的に最新のコードを保持することが可能となります。ジョブ、生産計画明細および見積ジョブにもローレベルコードがあります。ジョブ生産計画明細のローレベルコードを更新するには、 [最新の部品表プロセッサ] を実行した後に [ジョブ生産計画部品表プロセッサ] を実行します。見積ジョブローレベルコードを更新するには、 [見積ジョブ部品表プロセッサ] を実行します。

注:  [最新部品表プロセッサ] [ジョブ生産計画部品表プロセッサ] は、MRP または APS 計画を実行する前に実行する必要があります。 [最新部品表プロセッサ] は、 [最新部品表原価積上] を実行する前に実行する必要があります。

MRP は、品目のローレベルコードを、部品表の最下位レベルに設定します。MRP は処理時にローレベルコードを使用します。ローレベルコード 0 の全ての品目が最初に処理され、ローレベルコード 1 の全ての品目が次に処理され、ローレベルコード 2 の全ての品目がその後に処理されるというように順番に処理されます。システムはローレベルコードを使用して、部品表で部品が複数のレベルで使用されている場合、その品目のローレベルコードに到達したときに品目が 1 回だけ処理されるようにします。MRP 再生成を正常に実行するには、ローレベルコードが正確であることが重要です。

APS は、安全在庫補充の計算時にのみローレベルコードを使用します。品目毎の LLC 順に安全在庫の需要が検証されます。

詳細については、「安全在庫の補充方法」を参照してください。