割付ルール

このフィールドはスケジューラにのみ適用します。

作業で処理される負荷に割り当てるため、資源グループから特定の資源メンバを選択するためにスケジューラで使用するルールを選択します。全てのルールは、使用可能な資源を必要な数だけ選択します。

選択されるルール 選択される資源メンバ
循環 前に選択された資源の後にリストされた次の資源から循環的に資源を選択します。
最小平均稼動率 平均稼働率が最も少ない資源を選択します。稼働率の計算は、資源レコードで [サマリデータ] フィールドが選択されていることが前提となります。資源または資源グループで [サマリデータ] が選択されていない場合には、[順に選択] が割付ルールのデフォルトとして使用されます(これはスケジューラが稼働率のサマリを収集しなかったために、全ての資源について稼働率 0 が想定されるためです)。
最長アイドル時間 この要求の前に、連続してアイドルであった期間が最も長い資源を選択します。
最小段取時間 最初の下流作業に対して段取時間が最も少ない資源を選択します。
ランダムに選択 資源をランダムに選択します。
ジョブ用に予約済 このジョブ用に予約された資源を選択します。必要な数が使用可能でない場合は、最小現行稼働率に基づき、使用可能な資材が選択されます。
順に選択(デフォルトルール) グループ定義に資源メンバがリストされている順序で検索して、必要な数の資源を選択します。
8-39: ユーザ定義 ユーザ定義ルール作成の詳細については、「カスタムスケジューラルールの作成」を参照してください。
ジョブ/作業用に予約済、再割付なし この作業で、このジョブ用に予約された資源を選択します。資源グループが使用できなくなるときに、シフトが原因で、処理中のジョブがグループ内の別のリソースに再割付されることはありません。必要な数が使用可能でない場合は、順序に基づき、使用可能な資材が選択されます(「順に選択ルール」を参照)。
ジョブ/作業用に予約済、再割付あり この作業で、このジョブ用に予約された資源を選択します。資源グループが使用できなくなるときに、シフトが原因で、処理中のジョブがグループ内の別のリソースに再割付される場合があります。必要な数が使用可能でない場合は、順序に基づき、使用可能な資材が選択されます(「順に選択ルール」を参照)。
注:  スケジューラ実行を開始する際、作業が部分的に完了している場合があります(すなわち、前回のスケジューラ実行の終了時に作業が完了していなかったという意味です)。スケジューラ実行を開始すると、システムでは作業の処理を再開するうえで、同じ資源をその作業に割り当てようとします。スケジューラを実行する際、既に開始されたジョブの作業が未完了であれば、開始されていないその他のジョブの前にそのジョブの処理が開始されます。したがって、開始されていないその他のジョブより前に、これらの負荷は資源の獲得を競います。