従属需要区分

このフィールドは APS と MRP に適用します。

このフィールドを選択すると、システムはこの品目の MRP または APS 所要量(需要とも呼ばれる)を部品表の親から計算します。大半の品目ではこのフィールドを選択する必要があります。

この品目の所要量が継承されない場合は、このフィールドをクリアします。通常、ネジやボルトなど大量かつ低費用の資材に関しては、このフィールドをクリアします。これらの品目の追跡を軽減すると、システムのパフォーマンスが向上します。

このフィールドは、「所要量引渡区分」 および 「ファントム区分」 フィールドと関連して機能します。品目は、両オプションの設定に基づいて計画されます。

容認要求である 所要量引渡区分である ファントム区分 APS 計画の動作 MRP 計画の動作
Y Y N 親品目の需要に基づいてこの品目を計画し、そのコンポーネントも計画します。 この品目を計画します。親品目からの需要を受け入れます。この品目のコンポーネントに需要を渡します。
Y N N 親品目の需要に基づいてこの品目を計画します。ただし、この品目のコンポーネントは計画しません。 この品目を計画します。親品目からの需要を受け入れます。この品目のコンポーネントに需要を渡しません。
N Y N この品目ではなく、この品目のコンポーネントを計画します。 この品目を計画します。親品目からのコンポーネント需要を受け入れません。この品目のコンポーネントに需要を渡します。
N N N この品目またはこの品目のコンポーネントを計画しません。 この品目を計画します。親品目からのコンポーネント需要を受け入れません。この品目のコンポーネントに需要を渡しません。
Y Y Y この品目が終了品目である場合のみ、この品目を計画し、そのコンポーネントも計画します。 この品目が終了品目である場合のみこの品目を計画します。親品目からの需要を受け入れます。この品目のコンポーネントに需要を渡します。
N Y Y この品目が終了品目である場合のみこの品目を計画します。親品目からの需要を受け入れません。この品目のコンポーネントに需要を渡します。
Y N Y この品目が終了品目である場合のみこの品目を計画し、この品目のコンポーネントは計画しません。 この品目が終了品目である場合のみこの品目を計画します。親品目からの需要を受け入れます。この品目のコンポーネントに需要を渡しません。
N N Y この品目が終了品目である場合のみこの品目を計画します。親品目からの需要を受け入れません。この品目のコンポーネントに需要を渡しません。
注: 
  • [ファントム区分]は [品目] フォームまたは [マルチサイト品目] フォームに存在し、フィールドが選択された品目にのみ適用されます。
  • MRP モードでは、[従属需要区分] フォールドにより、品目に対する独立した需要(受注オーダなど)の計画が制御されません。たとえば、品目 A の受注オーダでは(品目 A が品目 B から作成され、品目 A の [従属需要区分] がクリアされている場合)、品目 A の需要が計画されます。