例: 現場在庫補充

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図の上の部分は、品目 A の保管場所と数量を示しています。在庫保管場所には数量 500 があり、保管場所 1 には数量 10 、そして保管場所 2 には数量 25 があります。

図の中間部分は、品目保管場所とワークセンタの関係を示しています。この場合、保管場所 1 はワークセンタ AS-500 に関連付けられています。

図の下の部分は、品目 A の 2 つの組立ラインを示しています。組立ラインは、2 つの異なるワークセンタを通りますが、各ワークセンタは独自の現場在庫保管場所を持つため、有効手持在庫数量もそれぞれ固有のものです。

  • このレポートの実行時にシステムで現場在庫保管場所を評価させる場合、保管場所を移動や引当不可の保管場所として指定することはできません。詳細については、 [品目保管場所] を参照してください。
  • 品目保管場所で補充のために使用可能と見なされる数量は、手持数量から予約数量を差し引いた差異です。

    AQ = OHQ - RQ

    意味は以下のとおりです。

    • AQ = 有効数量
    • OHQ = 手持在庫
    • RQ = 予約数量
  • [WC/現場の正味在庫数量] を使用すると、現場在庫保管場所の現行数量を含めたり、除外したりすることができます。この場合、WC - AS500 のレポートを実行する際、新規所要量の計算に保管場所 1 の数量 10 を含めることも、除外することもできます。
  • このレポートは、ワークセンタに関連する保管場所のみについて、現場在庫補充所要量を提示します。この例では、WC - AS500 のレポートを実行すると、保管場所 1 のみの所要量が提示されます。
注:  このシナリオでは、AS500 のみについて、 [現場在庫補充レポート] を実行したと想定しています。レポートは、全てのワークセンタについて実行できます。