例: 自動更新と管理工程

自動更新例 1 は、ジョブでの自動更新を示しています。作業 30 は、管理工程と指定されています。完了数量 5 のトランザクションを入力し、転記すると、システムでは、作業 10 と 20 でも数量 5 が完了したと想定します(このジョブに対して転記された唯一のトランザクションであることも想定されます)。

自動更新例 1

作業 数量 管理工程の完了 完了
10 5 いいえ はい
20 5 いいえ はい
30 5 はい はい
40 0 いいえ いいえ
50 0 はい いいえ

ジョブの場合、管理工程の役割を果たす作業を完了すると、その管理工程に関連付けられている前の作業も完了されます。上の例から、作業 30、[完了]、「はい」のトランザクションを入力すると、その結果作業 10 と 20 を完了するレコードが作成されます。

システムは、全ての作業または管理工程に対してトランザクションが入力され転記されているとは想定しません。また、システムは、前の作業または管理工程が転記されたことを必要とせず、確認もしません。同じ例を使用して、作業 30 も前の作業も転記せずに、完了数量 5、[完了]、「はい」で作業 50 を転記できます。

システムはこの操作を禁止してはいませんが、作業 50(およびそれに関連付けられている作業 40)のみが自動更新されます。システムは、前に戻って作業 30(およびそれに関連付けられている作業 10 と 20)を自動更新しません。これは自動更新例 2 で示されています。

自動更新例 2

作業 数量 管理工程の完了 完了
10 0 いいえ いいえ
20 0 いいえ いいえ
30 0 はい いいえ
40 5 いいえ はい
50 5 はい はい