外注作業の作成
作業の実際の仕事が、ショップフロア以外の別の場所で実行された場合、正確な APS、スケジューリング、および原価設定のために、特別な手順を実行してその作業の状況を取り込む必要があります。外注作業が正しく表示/管理されない場合、その影響は後続の処理にまで及び、控えめすぎる計画やスケジュールが作成される結果となる可能性もあります。
外注作業の状況を取り込むには、以下の方法があります。
- [作業実績転記] フォームを使って、作業に残っている時間や数量を転記します([工程管理パラメタ] の [作業スケジュール] パラメタにより、残時間や残個数が転記されるかどうかが決定されます)。 [ワークセンター] フォームの [スケジューリング] タブで作業のワークセンターを「外注」として指定する必要があります。この方法は、外注作業の正しい状況情報がある場合にのみ使用してください。
- 外注作業を 1 つまたは複数の購買オーダ明細品目に相互参照する。作業の残時間は、購買オーダ明細品目の納期を使用して計算されます。
外注作業の残時間や残数量を転記するための正確な情報がない場合もあるため、相互参照購買オーダによる方法を使用して外注作業をモデリングすることをお勧めします(ただし、状況の情報があれば、この方法を使用して、作業に時間または数量を転記することもできます)。
このトピックでは、相互参照購買オーダによる方法の設定について説明しています。
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外注作業を設定するには、購買資材を作成し、それを作業に支給する必要があります。次の手順を実行してください。
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外注作業を処理するには、以下の手順に従います。
- 購入先から外注資材を受け入れるには [購買オーダ受入] フォームを使用します。
- 受入トランザクションにより、自動的に [ジョブ資材トランザクション] フォームが開きます。このフォームでは、ジョブに対して資材が出庫されます。
- 資材を出庫すると、自動的に [ジョブ仕掛移動トランザクション更新] フォームが開きます。このフォームでは、この作業を完了と記録し、資材を次の作業へ移動します。