外注処理管理: 複数明細の例
この例では、外注操作があるジョブトランザクションが転記されると、それぞれのインスタンスに対して、このトランザクションの数量に等しい数量で、別々の購買オーダ明細が作成されます。
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[工程管理パラメタ]
フォームから、次の情報を指定します。
- [外注処理管理を有効化] を選択します。
- [購買オーダ品目相互参照方法] フィールドで [複数明細] を選択します。
- [購買オーダ状況] のデフォルト値として [オープン] を選択します。
- [購買オーダ納期日計算] のデフォルトの方法として、[オープン固定 SCHD 時間] を選択します。
- [ワークセンタ] フォームから、 スケジュール タブで外注処理が有効になっているワークセンタを検索または作成します。ID に注意してください。
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[ジョブオーダ]
フォームで、発行数量と 発行済 の状況を持つ新しいジョブを作成します。
注: 選択した品目に標準部品表がすでに設定されている場合、現在の部品表をコピーするかどうかを尋ねられます。部品表をコピーするか、次の手順でジョブ作業を手動で設定します。
- [ジョブオーダ] フォームで、[作業] をクリックします。
- リンクされた [ジョブ操作] フォームで、3 つの操作を追加します。第 2 作業では、上記で指定したワークセンターが使用されます。
- [固定 SCHD 時間] フィールドで、外注ワークセンタを使用する操作に日付を指定します。
- 第 2 作業では、作成した [資材] フォームをクリックします。
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リンクされた
[ジョブ資材]
フォームで、新しいレコードを作成し、[相互参照] タブの参照が [購買オーダ] に設定されていることを確認します。
注: 部品表のコピーを使用した場合は、外注処理に関する作業が存在することを確認し、その作業番号を書き留めてください。
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[未転記ジョブトランザクション]
フォームで、新しいレコードを作成し、次の情報を指定します。
- トランザクション区分: [「実行」]、[「移動」]、または[「機械」]を選択し、この例に必要な [完了] フィールドを有効にします。
- トランザクション日付: このフィールドでは現在の日付がデフォルトとして使用されます。
- ジョブ: 以前に作成済のジョブ番号を指定します。
- 作業: 外注処理作業の前に作業番号を指定します。たとえば、作成したジョブに 3 つの作業(10、20、30)があり、外注処理作業の作業が 20 である場合、未転記ジョブトランザクションには作業 10 を指定します。
- 完了: ジョブの発行数量よりも少ない数量を指定します。この数量は、ジョブオーダから発行された数量を下回り、上回ることはできません。
- 移動: タブを使用して [完了] フィールドから出るとき際に、このフィールドにでは完了値がデフォルトとして使用されます。
- 時間合計: 時間数合計を指定します。
- [ジョブトランザクションの転記] フォームで、[完了トランザクションの転記] を選択します。
- これまでの手順のジョブ番号を指定し、[処理] をクリックします。
- 「ジョブトランザクションの転記が実行されます」のメッセージを受信したら、[OK] をクリックします。
- 「ジョブトランザクションの転記が成功しました」のメッセージが表示されていることを確認し、[OK] をクリックします。
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[ジョブ資材]
フォームにある [相互参照] タブと [参照] フィールドには現在、購買オーダと明細番号が入力されています。[相互参照] をクリックして、リンクしている
[購買オーダ明細]
フォームを表示します。
購買オーダ明細の数量は、上記で選択した [複数明細] パラメタに基づいて、ジョブトランザクションの完了数量と同じになります。
購買オーダ明細の [納期] は、上記で割り当てた作業の固定スケジュール時間の値に一致する必要があります。これは、上記で選択したパラメタに基づきます。
- [購入先出荷] フォームで、作成された購買オーダから購入先を選択します。有効な出荷レコードが、グリッドに表示されます。
- [出荷明細] をクリックして、個々のレコードを処理するか、[全件出荷] をクリックして、利用可能な全てのレコードを処理します。
- 外注サービスの完了後、資材は購入先から送り戻されます。 [購買オーダ受入] フォームを使用して、受入資材を処理します。ジョブレコードを更新するために、[ジョブ資材] トランザクションおよび [ジョブ仕掛移動の転記] トランザクションも呼び出します。