サブジョブの作成

サブジョブは、別のジョブオーダの資材の部品表にあるサブ組立品の製造を開始して追跡するジョブオーダです。サブ組立品目の計画オーダを確定して、そのサブ組立品目のジョブを作成することができます。または、ジョブ ID 番号を介して連結するサブジョブを作成することもできます。たとえば、最終品目のジョブの ID 番号を 100-0000、サブ組立品目 A のジョブの ID 番号を 100-0001、そしてサブ組立品目内のコンポーネントのジョブの ID 番号を 100-0002 とします。

参照目的に、または [ジョブ完成時予測原価] レポート(多段階)または [連結ジョブ原価] レポートなどのレポートの明瞭度を高めるために、このジョブ供給リンクを保持する必要がある場合は、サブジョブを作成することがあります。ここでは、一般的なジョブ ID 構成を使用して、部品表内の各サブ組立品目ごとにサブジョブを自動作成する方法について説明します。

相互参照によるサブジョブの作成

個別のサブジョブを、ジョブ資材を相互参照することで自動的に作成できます。

相互参照によるサブジョブの作成」 を参照してください。

[資材プランナワークベンチの生成] を使用して、相互参照によって一定範囲の親ジョブのサブジョブを作成できます。この方法では、親ジョブは計画済みジョブでなければなりません。

サブジョブの自動作成

システムでサブジョブを自動作成するには、次のタスクのうちの 1 つを実行します。

  • [作業手順/部品表のコピー] フォームまたは [設計ワークベンチ] フォームを使用して、作業手順と部品表をジョブにコピーして、[多段階部品表のコピー] フィールドを選択します。詳細については、「作業手順/部品表のコピー」を参照してください。
  • [計画詳細] フォームまたは [資材プランナワークベンチ] フォームを使用して、計画オーダをジョブに確定して、[確定ジョブ] ダイアログの [多段階部品表のコピー] フィールドを選択します。

この作業によって、ジョブの参照を持つ部品表内に現在のサブ組立資材に対するサブジョブが作成されます([最新資材]フォームの [参照] フィールド)。生成されたサブジョブには、親ジョブ番号に、1 を加えたジョブ接尾辞番号が付けられます。たとえば、親ジョブ 142 が 2 つのサブジョブを持つ場合、サブジョブの番号は 142-0001 と 142-0002 になります。

作業開始日/終了日の管理

サブジョブを上記のように自動的に作成する場合、それらのジョブの開始/終了日は使用している計画モードに基づいて定義されます。

  • APS プランナ: [計画にスケジュールした時間を使用] フィールドが選択されていない場合、ジョブの開始/終了日がプランナに送信され、サブジョブが計画されます。プランナは、(「本日」ではなく)コピー時に入力された日付に合わせてサブジョブを計画します。[計画にスケジュールした時間を使用] フィールドが選択されており、ジョブが計画済みの場合、スケジュールした日付が APS プランナに送信されます。
  • MRP 計画: [計画にスケジュールした時間を使用] フィールドが選択されていない場合、MRP プランナは、 [部品表のコピー] 処理で最初に入力されたジョブ開始/終了日を使用します。[計画にスケジュールした時間を使用] フィールドが選択されており、ジョブが計画済みの場合、スケジュールした日付(予定日)が使用されます。
  • APS スケジューラ: APS スケジューラは、ジョブの開始日からフォワードに処理を実行します。

詳細については、「ジョブ日付について」を参照してください。

サブジョブの親ジョブの検索

[ジョブオーダ] フォームで、サブジョブをフィルタし、[参照] タブを選択してサブジョブの親ジョブを表示します。