資源グループについて

資源グループを使用して、同じ機能を実行できる資源をまとめます。その後、作業を作成し、1 つまたは複数の資源グループをその作業の処理に指定します。処理のためにジョブから作業に到着した品目の負荷は、指定の各資源グループから 1 つまたは複数の資源を要求します。グループの特定の資源は必要としません。メンバ資源は、異なるシフトで作業している場合も、段取が異なる場合も、処理時間が異なる場合もあります。

最低 1 つの資源が割り当てられていない作業では、資源グループを使用することはできません。

注: 資源グループが、バージョン 6 以前の SyteLine に存在していたワークセンタのスケジューリング機能に置き換わりました。ワークセンタは、原価のみを取り込み、実際のプランニングまたはスケジューリングには影響しません。

スケジューラでの資源の割付方法

スケジュールでは、ユーザが定義した割付ルールに基づき(「アイドルであった期間が最も長い資源を選択する」など)、利用可能な資源を負荷に割り付けます。定義された割付ルールにより、さまざまな要因がスケジューラによる資源メンバの選択方法に影響します。「順に選択」および「循環」の割付ルールでは順序値が低い資源から先に割り付けられるため、それらのルールを使用する場合に [資源] タブの [順序] フィールドがいっそう重要になります。

詳細については、「スケジューラルールの使用」を参照してください。

APS での資源の割付方法

APS は、最適な資源の組み合わせに基づいて、作業に必要な全ての資源グループから資源を選択します。この場合、「最適」とは、作業を最も早く計画できるようにする組み合わせのことを意味します。

たとえば、作業で、作業資源グループ「ドリル作業者」から 1 つの資源を、機械資源グループ「ドリル」から 1 つの資源が必要であるとします。これらの資源グループはそれぞれ、作業を実行できる 5 つの資源を持っています。システムは、各グループに定義された資源の一覧の一番上から開始し、各資源に対して、シフトの有効性や、資源が他のジョブで既に使用中であるかどうかなどの情報を確認します。

[資源] タブの [順序] フィールドは、資源一覧の順序を決定し、「同等」の資源がある場合にどの資源が選択されるかを左右するため、非常に重要です。

特定の資源の割付方法

作業に特定の資源を割り付けるには、その資源のみを含んだ資源グループを作成します。作業レコードの [資源] タブでその資源グループを参照します。