スケジューラルールの使用

ここでは、スケジューラが作業で使用する資源を割り付ける 3 種類のルールについて説明します。
  • 順序設定ルール: 資源の要求キューで待機中の要求の順序を設定します。たとえば、「納期が最も早い作業の負荷が先にリストされる」などです。デフォルトでは、ルールは先入先出(FIFO)です。このルールは、各資源に対して [資源] フォームで定義します。
  • 選択ルール: 資源が、キューで待機中の次の要求を選択する方法を制御します。たとえば、「最初の下流作業に基づき、段取時間が最も少ない負荷を選択する」などです。デフォルトでは、選択ルールは定義される、要求は要求キューに表示される順序で選択されます。このルールは、各資源に対して [資源] フォームで定義します。
  • 資源グループメンバ割当ルール: スケジューラが。負荷に割り付ける資源を資源グループから選択する方法を制御します。たとえば、「アイドル時間が最も長かった資源を選択する」などです。デフォルトでは、資源グループレコードで最初にリストされている資源が先に選択されます。このルールは、各資源グループごとに [資源グループ] フォームで定義します。
注:  負荷が作業に到着すると、スケジューラは必要な資源グループ内の必要な全資源を要求するため、各資源は、同時にスケジュールされた全負荷が到着してから、それぞれ要求キューをチェックしなければなりません。これにより、高優先度の負荷が同時に到着することが予約されている場合に、資源が使用可能なときに到着した低優先度の負荷によって資源が割り当てられることを防ぎます。

これらのルールを全て使用する必要はありません。ほとんどの場合、デフォルトのルールが適切で効果的ですが、必要に応じてルールを定義することにより、生産状況を正確にモデリングすることができます。

カスタムスケジューラルールの使用

提供されたルールがニーズを満たさない場合は、カスタムルールを作成して、それらをスケジューラに組み込むことができます。これまでに説明した各ルールに対して、カスタムルール位置がいくつか予約されています。

詳細については、「カスタムスケジューラルールの作成」を参照してください。