中断中の資源再割付の処理

スケジューラは、ジョブで品目の負荷を処理する際、通常は 1 つの作業を完了し、中断されるまで作業手順の次の作業に移動します。

以下の状況により、作業で負荷の処理が中断することがあります。

  • シフトの終了
  • 例外シフトの開始
  • 休日期間の開始

負荷が中断されると、3 つの事態が発生します。

  • 負荷の作業処理が停止する。
  • シフトを終えた資源が使用不可になる。
  • その不可に割り当てられたその他全資源は割り当てられたままになる。

システムは、負荷に対して使用可能でない各資源を追跡します。作業で中断された負荷は、システムがその負荷で必要な資源を全て割り当てられることができるようになるまで、処理の再開を待つ必要があります。

中断処理のオプションの設定

負荷の中断を処理するため、以下のようにオプションを設定できます。

  • 代替資源で負荷を処理する。
  • 最新資源(現在シフト外の資源)を予約する。
  • 負荷を資源の要求キューに戻す。

資源グループの [再割付] オプションと資源の [割付区分] を使用して、中断を制御します。下の図は、2 つのオプションの組合せを示したものです。

  • [再割付] が選択されている場合: 負荷は資源を解放し同じ資源グループの資源の再割付を試みます。資源グループの任意のメンバがこの作業で使用不可の資源の代替資源の役割を果たすことができます。資源グループに対して [再割付] が選択されている場合は、スケジューラは資源の保管区分/テンポラリの状況は考慮しません。
  • [再割付] が選択されていない場合: 負荷は、その特定の資源が使用可能になるまで待つことができます。負荷がその資源を予約するか、その他の負荷と競争してそれを再割付するかは、元の資源の割付区分によって決まります。
  • 割付区分 = パーマネント: 作業の処理を再開するためには、中断された負荷は使用不可の資源を取り戻す必要があります。この負荷は、他の資源を割り付けられません。この負荷だけが、この資源を割り付けられます。再割付は、必要なその他の資源の再割付が成功したかどうかにはかかわらず、資源が使用可能になったときに行われます。
  • 割付区分 = テンポラリ: 作業の処理を再開するには、中断された負荷は使用不可の資源を取り戻す必要があります。その他の資源を代用することはできません。中断された負荷は、資源が使用可能になったときにその他の負可とその獲得を競う必要があります。システムは、負荷を資源の要求キューに入れます。最割付は、必要な資源が使用可能になり、中断して負荷の要求が選択された場合にのみ行われます。
注:  1 つまたは複数の必要資源が [再割付] フィールドがクリアされている資源グループに属する場合、それらの資源が再び利用可能になるまで、再割付はできません。

通常は、異なるシフトで作業する「作業」資源区分を含むグループに対しては、[再割付] フィールドを有効にしますが、「機械」資源区分に対しては無効にします。