シフト残業の処理

この情報はスケジューラにのみ適用します。

シフト変更中に停止したり再開したりできない作業がある場合があります。資源がシフトを終える前に作業が完了するようにするには、特定のシフト間隔の資源が、現在処理中の作業をシフト終了時に完了する必要があることを指定できます。また、完了するために、作業処理でシフトの最後に残業を許すための猶予期間を定義することもできます。

[完了指定] および [残業を許す] の資源割付決定への影響」 を参照してください。

[完了指定] オプションと [残業を許す] オプションを有効にするには、次の手順に従います。

  1. [資源] フォームを開き、「完了指定」作業に使用できる資源を選択します。
  2. [一般] タブを選択します。
  3. [完了指定] フィールドを選択します。
  4. (オプション) [最大残業] フィールドに、この資源が、「完了指定」のシフト終了後も現行の負荷での作業を続けることのできる時間数を入力します。この値は、シフト間隔レコードで [残業を許す] オプションが選択されている場合のみ有効です。
  5. 変更を保存します。
  6. [シフトスケジュール] フォームを開きます。[完了指定] オプションは、資源レコードとシフト間隔レコードの両方で有効になっている必要があります。
  7. 作業を完了する必要のあるシフト間隔を選択します。
  8. [完了指定] フィールドを選択します。
  9. 資源レコードで[ 最大残業] の値を定義した場合、[残業を許す] フィールドを選択します。
  10. 変更を保存します。
  11. 該当するその他の資源とシフト間隔について、これらの手順を繰り返します。

資源が「完了指定」シフト間隔内に作業全体を完了できない場合、作業全体を完了できる次のシフト間隔([完了指定] オプションが選択されていない)での作業の開始を待ちます。スケジューラは、利用可能な時間内で完了できる別の作業のスケジュールを選択ルール順に試みます。

たとえば、作業 123 は完了に 3.25 時間かかり、2:00 に発行されました。作業 456 は完了に 2 時間かかり、2:01 に発行されました。どちらの作業も資源 ABC を必要とします。資源 ABC にはシフト内時間が 3 時間残っており、[完了指定] オプションが有効になっています。したがって、作業 123 は、資源を割り当てず、その代わりに資源の要求キューに要求を入れます。作業 456 は、残り時間内に完了できるため、資源を割り当てます。.25 時間の最大残業を定義していれば、資源は作業の完了に .25 時間残業することができるため、作業 123 は資源を割り当ます。[最大残業] が機能するには、シフトレコードで [残業を許す] オプションを有効にしておく必要があります。