プッシュ/プルトランザクションについて

このトピックでは、プッシュトランザクションとプルトランザクションについて説明します。

勘定科目の設定では、移動はプッシュまたはプルトランザクションのいずれかであるという概念を理解しておくことが重要です。

プッシュトランザクションでは、資材がサイト A からサイト B に移動されます。

たとえば、資材をサイト A からサイト B に移動します。このとき、サイト A を元サイト、サイト B を先サイトとみなします。数量は、サイト A からサイト B に移動されます。数量は元サイトから出庫されます。このトランザクションでは、サイト A の原価および価格が使用されます。

プルトランザクションは、資材をサイト B からサイト A に移動します。

たとえば、資材をサイト A にサイト B から移動します。このとき、サイト A を先サイト、サイト B を元サイトとみなします。数量は、サイト B からサイト A に移動されます。数量は、サイト B からサイト A に対して出庫されます。このトランザクションでは、サイト B の原価および価格が使用されます。

[サイト間パラメタ] フォームでシステムのサイト間の関係を設定する方法によっては、サイト間で両方向の移動を開始、実行できます。デフォルトの勘定科目は、トランザクションを開始したサイトに関連付けられており、トランザクションがプッシュかプルかにより異なります。

移動が両方向で実行される場合は、次の 2 つのレコードを作成する必要があります。

  • サイト A からサイト B
  • サイト B からサイト A

移動が 1 方向のみで実行される場合、入力が必要なレコードは 1 つだけです。たとえば、品目がサイト A からサイト C に移動され、サイト C からサイト A には移動されない場合、作成が必要なのはサイト A からサイト C へのレコードのみです。

2 つのサイト、たとえばサイト A とサイト D の間で移動が行われない場合は、レコードを作成する必要はありません。