APS でのジョブ状況の解釈方法

たとえば、ジョブは以下の段階を通ります。

• PLN: 需要を満たすように、APS により作成される計画オーダ。このオーダは、 [計画詳細] フォームおよび [資材プランナワークベンチ] フォームに表示されます。
• 確定: 新規ジョブのデフォルト値。目標を計画するためにジョブが投入されました。状況が「確定」のジョブを作成するには、計画を「確定」します。見積ジョブの場合、この状況は「作業中」になります。生産計画品目の場合、状況は「計画」になります。
• 発行済: 生産にジョブが利用可能である場合、ジョブを発行します。
• スケジュール済: スケジューラでジョブがスケジュールされました。

APS により、この状況コードに応じてそれぞれ需要が計画されます。状況コードによって、需要が必要資材を消費する日付と供給が完全に有効になる日付が変わります。

状況	数量	資材コンポーネントが消費される日付	ジョブ供給が有効になる日付	説明
PLN	N/A	ジョブの予測開始日。この日付は、APS が管理しており SyteLine には表示されません。これは、最新計画データに基づいてジョブを開始可能とシステムが「みなす」日付です。この日付は変わります｡	ジョブの予測終了日（APS により管理）	計画オーダは、 [計画詳細] フォームおよび [資材プランナワークベンチ] フォームに表示されます。
確定、スケジュールされません。また、[発行前製造日付の保護] パラメタは選択されません。	固定	ジョブの予測開始日（APS により管理）です。	完了予定日（[予測日] フィールドに表示されます）	ある作業でコンポーネントまたは資源キャパシティが不足すると、ジョブ開始日または終了日を繰り延べします。
確定、スケジュールされません。また、[発行前製造日付の保護] パラメタが選択されます。	固定	ジョブの開始日（ユーザ入力）	終了日（リードタイムまたは追加計画から算出）	APS により作業が計画されます。ジョブ終了日を超える場合、例外メッセージが生成されます。
発行済み、スケジュールされません。また、[作業開始時に資材を計画] パラメタは選択されません。
発行済み、スケジュールされません。また、[作業開始時に資材を計画] パラメタが選択されます。	固定	ジョブ作業の開始日	終了日（リードタイムまたは追加計画から算出）	APS により作業が計画されます。ジョブ終了日を超える場合、例外メッセージが生成されます。
スケジュール済（確定または発行済）	固定	ジョブ作業の開始日、[作業開始日] が未入力の場合はジョブ開始日	終了日（リードタイムまたは追加計画から算出）	ここで、スケジューラによりジョブが完全に管理されます。