例: 代替資材での部品表の設定

次のような部品表があるとします。

この部品表では、品目 3a は「代替グループ」の主要資材です。品目 3b と品目 3c は品目 3a の代替品目です。3 つの資材の 1 つを使用して品目 2 を作成します。システムでこの種の部品表を設定するには、次の手順に従います。

  1. システムで部品表を定義する前に、まず用紙で計画し、どの資材を主要資材とし、どの資材を代替資材とするかを決定します。
  2. 最新作業 フォームで親品目の [作業を作成] し、これを保存します。たとえば、上記のグラフでは、この作業は品目 2 の組み立てとなります。
    [品目] フォームで選択した品目に [コンフィグレーションフラグ] が付いている場合、その品目に代替資材は適用できません。
  3. [資材] ボタンをクリックして [最新資材] フォームを開きます。
  4. [アクション > 新規]を選択します。
  5. [資材] フィールドからこの代替グループの主要資材として追加する品目番号を選択します。たとえば、上記のグラフでは、この資材は品目 3a となります。代替グループ内の資材は、品目フォームで定義する必要があります(これらは在庫品目である必要があります)。

    [代替グループ順位] は自動的に 0 に設定され、この値によってこの品目はこの代替グループの主要資材として識別されます。代替資材は[代替グループ順位]の順序で計画され、常に主要資材の計画が最初に計画されます。この順位値はレコードを保存した後では変更できないため、その品目が間違いなく主要品目とする品目であることを確認してください。

    また、[代替グループ] フィールドに番号 1 が含まれていることに注意してください。次の手順では、作業に追加する各資材の [代替グループ] に 1 を設定します。これによってこれら全ての資材が同じ代替グループのメンバになります。

  6. 残りのフィールドに適切な情報を入力し、この資材の定義を完了して [アクション] > [保存] の順に選択し、レコードを保存します。
  7. [アクション] > [新規] の順に選択して次の資材レコードを追加します。このとき、[資材] フィールドで品目番号を選択すると、[代替グループ] フィールドには番号 2 が取り込まれます([代替グループ] のデフォルト値は資材の [] フィールドの番号です)。
  8. この資材を追加した前回の資材の代替とするため、[代替グループ] を [1] に変更します。
    レコードを保存した後は、資材の[代替グループ]を変更できません(ただし、必要があれば代替レコードを削除し、これを別のグループ ID でもう一度追加することはできます)。
  9. 資材レコードを完了して保存します。
  10. [アクション > 新規]を選択します。
  11. [資材] フィールドで品目番号を選択して、この作業に対する最終的な代替資材を示します。
  12. [代替グループ] のデフォルトは [3] ですが、これを [1] に変更します。
  13. 資材レコードを完了して保存します。
  14. この時点では、前述の手順で追加した 3 つの資材は、代替グループ 1 のメンバであり、どの資材も資材を追加した作業で使用できます。代替グループ順位は主要資材が 0、追加した 2 番目の資材が 1、および 3 番目が 2 となります。システムはこの降順で計画する代替資材を選択します。各代替資材の順位は [代替資材の順位] フォームを使用して変更できます。次の手順を実行してください。
    1. [最新資材] フォームの左側のグリッドから主要資材の資材レコードを選択します。
    2. [順位] をクリックします。 [代替資材の順位] フォームが開きます。
    3. 再順位付けする代替資材のレコードを選択し、[アップ] ボタンまたは [ダウン] ボタンをクリックします。たとえば、順位 1 の資材を順位 2 に移動するには、順位 1 の資材を選択し、[ダウン] をクリックします。次に順位が高い資材は順位を変更した資材の位置に移動します。
    4. [アクション] > [保存] の順に選択して変更を保存します。
    注:  代替グループのメンバである品目レコードを削除すると、それに応じてそのグループの順位構造で下位にある資材はより上の順位に移動します。品目レコードは代替グループで主要資材として指定されている場合は削除できません。