部品表に代替資材を使用

このトピックは APS に適用します。主要資材を納期までに入手できない場合は、品目の最新作業手順で代替資材（作業に指定します）のグループから選択できるように作業を設定できます。または、[代替品目に最遅プルを使用] パラメタを選択することで、システムが主要資材と各代替資材の有効在庫を調べ、最も早く入手できる、または製造できる資材を計画するように設定できます。

注: [品目] フォームの [代替品目] フィールドは、このトピックで説明されている機能には影響しません。[代替品目] フィールドは参照用です。

最短で使用可能な代替資材の計画

[計画パラメタ] フォームの [代替品目に最遅ブルを使用] パラメタを選択すると、APS を構成し、最短で取得または製造できる代替グループで代替品目を計画できます。システムがこのパラメタの設定に基づいて代替資材を計画する方法については、 [代替品目に最遅プルを使用] フィールドの説明を参照してください。

計画出力で代替資材を識別

システムが代替資材を使用する場合、[代替] フィールドを使用して特定の出力フォームおよびレポートにフラグを付けます。このフィールドに含まれるフォームとレポートは次のとおりです。

[計画詳細]
[供給詳細 APS]
[需要詳細チャート APS]
[ジョブ資材]
[生産計画品目資材]
[生産計画明細資材]
[作業手順/部品表一覧]

[最新部品表レポート (多段階)] : ユーザがレポートを印刷する前に [代替資材の印刷] フィールドを選択すると、特定資材の代替資材を表示します。
[品目別最新作業手順レポート] : 指定された最新資材に対する代替資材を表示します。
[品目部品表使用先レポート] : 代替資材を特定する [代替] というラベルが付けられたフィールドを含みます。
[ジョブ部品表レポート] : 最新部品表で使用された代替資材の結果であるジョブ資材を識別する [代替] というラベルが付けられたフィールドを含みます。この状況の説明については、以下の「生産部品表への計画代替資材のコピー」を参照してください。
[生産計画作業手順レポート] : 最新部品表で使用された代替資材の結果であるジ生産計画資材を識別する代替というラベルが付けられたフィールドを含みます。
[例外レポート] : 最新部品表で使用される代替資材の結果である資材需要を識別する[代替]ラベルの付けられたフィールドを含みます。

生産部品表への計画代替資材のコピー

APS 計画処理では、ジョブ、生産計画明細、または作業手順/部品表のない MPS オーダが計画される場合、品目の最新作業手順/部品表を使用して計画が実行されます。この状況では、ジョブ、生産計画明細、または MPS オーダの結果である計画オーダまたは MPS 受入を確定すると、最新部品表を計画したときに使用された代替資材がジョブまたは生産計画部品表にコピーされます。

ジョブと生産計画での代替使用に対する [発行前製造日付の保護] パラメタの影響

作業手順/部品表のある確定ジョブ、または作業手順/部品表のない計画済生産計画明細（およびその生産計画品目に作業手順/部品表がない）については、[発行前製造日付の保護] パラメタの設定によってシステムが最新作業手順/部品表から代替資材を使用するか、主要資材のみを使用するかが決定されます。これらの状況は、代替資材で定義された 1 つ以上の資材を含む最新作業手順/部品表が親品目にあり、ジョブ/生産計画に作業手順/部品表がない場合に生じます。

[発行前製造日付の保護] が選択されていない場合: システムは現在の部品表を使用してジョブ/生産計画を計画し、部品表の代替を考案します。
[発行前製造日付の保護] が選択されている場合: システムは現在の部品表を使用してジョブ/生産計画を計画しますが、部品表の代替は考案せず、主要資材のみが使用されます。

代替資材原価の標準部品表への積上について

最新作業手順/部品表の原価を（最新部品表原価積上または [原価積上（最新原価->標準原価）レポート] を使用して） [標準作業手順/部品表] に積上げた場合、代替資材の原価は標準作業手順/部品表に積上げられません。

計画オーダの連結と代替資材について

[計画パラメタ]フォームの [計画オーダの連結パラメタ] を使用して計画オーダ連結を使用する場合、 [APS 計画] 処理によって生成された複数の計画オーダ（PLN）は 1 つの PLN に結合できます。この状況では、連結された PLN を確定し、最新の作業手順/部品表をジョブにコピーすると、連結された PLN 内で最も早い PLN の部品表が使用されます。その部品表で代替資材が使用された場合、これらはジョブにコピーされます。