計画移動オーダレプリケーションの設定

MRP システムおよび APS システムは、リモート供給サイトから供給されるコンポーネントに対して、計画移動供給オーダ(PLN)を作成します。これらの PLN の納期は、各品目のリードタイムと移動時間に基づきます。対応する計画移動需要(TPLN)を供給サイトで生成する(すなわち、供給サイトでこの需要を「表示」する)には、計画移動オーダを供給サイトにレプリケートするよう、システムを設定する必要があります。

「計画」カテゴリは、既に [レプリケーションカテゴリ] フォームで設定されています。この設定を変更する必要はありません。

移動オーダをレプリケートするには、受入サイトパラメタ、供給サイトパラメタ、および更新周期パラメタを定義する必要があります。次の手順を実行してください。

  1. [レプリケーションルール] フォーム に移動します。
  2. [アクション] > [フィルタ] > [フィルタの解除] の順に選択します。
  3. [アクション > 新規]を選択します。
  4. [ソースサイト] フィールドで、受入サイト(需要が発生するサイト)の ID を選択します。
  5. [先サイト] フィールドで、コンポーネントを製造する供給サイトの ID を選択します。このサイトは、品目レコードの [供給サイト] で定義されたサイトと同じでなければなりません。計画移動オーダは、このサイトでレプリケートされます。
  6. [カテゴリー] フィールドで、[計画] を選択します。
  7. [間隔区分] フィールドで、ターゲットサイトに移動オーダをレプリケートする間隔を選択します。
  8. その他のオプションの詳細については、このフォームのほかのフィールドで表示されるヘルプトピックを参照してください。
  9. [アクション > 保存]の順に選択してレコードを保存します。
  10. 移動オーダをレプリケートするソースサイトとターゲットサイトの各組合せに対し、この手順を繰り返して、レプリケーションルールレコードを作成します。
注: 
  • MRP 計画を実行するサイトは、APS 計画を実行するサイトに移動オーダをレプリケートすることができます。また、APS 計画をシングルサイトモードで実行するサイトは、MRP 計画を実行するサイトに移動オーダをレプリケートすることができます。しかし、APS 計画をグローバルモードで実行するサイトは、MRP サイトに移動オーダをレプリケートすることはできません。
  • 複数の計画移動需要は、供給サイトにレプリケートされる前に 連結 されます。
  • 供給サイトでは、計画移動需要オーダが到着すると、ただちにこれを(自動的に)追加計画します。ただし、個々に計画されたオーダの完了予定日は、その需要を生成した受入サイトにレプリケートされません。受入サイトでは、計画移動供給オーダが実際の移動オーダとして確定されると、システムがその移動オーダを供給サイトにレプリケートし、計画移動需要オーダは削除されます。レプリケーションにより、常に供給および需要移動オーダの同期が保たれます(ただし、計画 移動オーダのレプリケーションは行われません)。
  • 計画移動オーダの納期には移動時間が反映されます。