例: サイト A の実際原価からサイト B の標準原価、輸送費、原価乗率

この例では、コロンバスのサイト A からコロンバスのサイト B に製品を移動します。輸送費が含まれるため、サイト B では原価乗率を使用します。サイト B での標準原価は 1.05 ドルとし、サイト A での実際原価は 1.10 ドルとします。

両方のサイトはコロンバスにありますが、会社は輸送会社と契約して製品を輸送します。輸送での原価乗率金額が設定され、それらは [品目原価] フォームに記載されています。書類作成は必要ありません。

在庫移動時に、0.05 ドルの輸送費を荷役費用に想定しています。これは、製品の荷役費用に設定された金額です。

サイト A 仕訳記帳 貸方 借方
事業所内精算(サイト A)   $1.10
在庫材料 $0.50  
在庫労務 $0.25  
在庫固定間接費 $0.20  
変動間接費 $0.15  
外注費 $0.00  
サイト B 仕訳記帳 貸方 借方
在庫材料   $0.50
在庫労務   $0.25
在庫固定間接費   $0.20
変動間接費   $0.10
外注費   $0.00
事業所間金額差異率   $0.10
事業所内精算 $1.10  
輸送費 $0.05  
関税費用 $0.00  
手数料費用 $0.00  

このシナリオでは、輸送会社に対して購買オーダが作成されることになります。輸送費請求が用意されると、以下の仕訳記帳がサイト B で発生します。

以下の例では、請求金額は 0.05 ドルになり、購買オーダ金額と一致します。

  貸方 借方
輸送費   $0.05
買掛 $0.05  

以下の例では、請求金額は 0.06 ドルとなり、購買オーダ金額と異なります。

  貸方 借方
輸送費   $0.05
輸送費差異   $0.01
買掛 $0.06