原価の更新について

このトピックでは、単価または標準単価の更新について説明します。

以下は、単価または標準単価を更新できる条件を示しています。

現在の品目が、標準原価計算を使用する購買品目である場合、次の条件が満たされると、[資材]、[輸送費]、[関税]、[保険]、[地方輸送費]、および [手数料] の各フィールドのみを更新できます。

  • 手持在庫数 = 0
  • 品目に対して引当不可としてフラグ付けされている数量 = 0
  • 品目についてどの区分の資材トランザクションレコードも存在しない

現在の品目が、標準原価計算を使用する製造品目である場合は、 [原価積上(最新原価 -> 標準原価)レポート] ユーティリティが実行される際、または次の条件が満たされる場合は、製造原価(材料費、労務費、固定間接費、変動間接費、外注費)のみを更新できます。

  • 手持在庫数 = 0
  • 品目に対して引当不可としてフラグ付けされている数量 = 0
  • 品目についてどの区分の資材トランザクションレコードも存在しない

原価区分が A の製造品目または購買品目については、資材の単価を更新できます。

品目が実際(LIFO、FIFO、個別)原価計算を使用していて、購買品目または製造品目である場合、[単価] フィールドは表示のみとなります。原価を更新するには、 [部品表原価積上] ユーティリティを使用する必要があります。

品目が実際(平均)原価計算を使用し、購買品目または製造品目である場合は、単価製造原価バケットを更新できます。品目が購買品目の場合、荷役費用バケット(資材、輸送費、関税、保険、地方輸送費、および手数料)は [材料費] フィールドで合計されます。品目が製造品目の場合、仕訳記帳が行われ、原価フィールドへの変更が反映されます。