個別原価設定法について

個別原価法は、受け入れた品目を記帳する保管場所/ロットの組合せに品目の原価を直接関連付ける、原価フロー法です。個別の保管場所/ロットの組合せに関連付けられた原価で、品目が在庫から出庫されます。

それぞれの資材トランザクションは、品目/保管場所/ロットを参照する必要があるため、システムでは、トランザクションの生成時に、その参照に単価を使用します。購買の受入またはジョブ完了の数量と新しい単価を、既にゼロ以外の数量のある既存の品目/保管場所/ロットに移動する場合、システムはこの原価変更を在庫調整勘定に記帳します。

注:  個別原価を実行するには、ロット追跡を使用する必要があります。保管場所/ロットの組み合わせと原価とが関連付けられているため、個別原価は、ロット追跡も使用して、受入時にロット/バッチ番号を品目に割当る場合に最も適しています。