実棚卸について

システムを初めて使用する場合、在庫内の全ての品目について実棚卸が必要となるため、全ての在庫トランザクションを正しく処理できるように、 [手持在庫再調整] ユーティリティを実行する必要があります。実棚卸は、品目保管場所の帳簿上の数量で調整されます。

全ての受入と払出を正しく記録すると、実棚卸と帳簿の数量が等しくなります。これらが一致しない場合は、システムの一部で在庫追跡手順を修正する必要があります。

差異レポートを使用すると、差異をすばやく見つけ、修正処理を決定できます。

実棚卸システムで、在庫の各品目の手持数量を記録するタグまたはシートを印刷しておくと、各保管場所の手持在庫の実棚卸に役立ちます。この数量は、実棚卸システムに入力され、あとで品目保管場所の手持数量と比較されます。実棚卸数量は、編集、承認されたあと、品目保管場所と [品目] レコードに転記されます。この転記により、棚卸数量と在庫の値が調整されます。

実棚卸機能は、倉庫レベルで実行されます。同時に複数の倉庫で実棚卸を実行できます。

注:  在庫の追跡に役立つ別の方法としては、循環棚卸があります。