給与計算ボタン

このコマンドは、従業員の源泉徴収額と正味支払額を決定する計算を開始します。SyteLine の給与システムにより給与を計算し、 「給与計算」 レポートを生成します。この中には、過去の SyteLine のバージョンでポップアップダイアログボックスに表示されていた処理中の問題も含まれます。

直接振込を使用し、1 つ以上の直接振込先銀行口座を持っている従業員について、給与計算処理は、全ての口座を対象にして、直接振込先銀行口座を計算し、この値を未転記給与トランザクション合計直接振込金額に累計します。この処理は直接振込の最高順位から始めて、従業員の正味支払金額が終わるまで順に各順位へと続きます。全ての直接振込の合計が正味支払の合計を超える場合、期限切れにより処理できる最低順位の直接振込先口座へ入れられ、給与計算レポートには直接振込金額を全て処理できなかったと表示します。

給与計算後、小切手の印刷と給与トランザクションの転記前に、 [給与処理] フォーム、 [給与小切手印刷/転記] フォーム、または [当期給与トランザクション] レポートに全ての給与計算を表示できます。

[給与計算] または [給与計算トランザクション] レポートを表示するには、 [レポート出力ファイル] フォームを使用します。

注:  給与計算中、補足所得は控除/稼得コード金額には影響されません。税は、各税コードの税テーブルの比率に基づきます。控除/稼得コード金額は、適切な間隔がある場合、従業員マスタから給与トランザクションレコードにコピーされます。控除は、正味支払をゼロ以上に保つために、正味支払金額にのみ適用されます。例外は、減少フラグが「N」に設定されている控除/稼得コードです。