受注オーダとサービスオーダ間のリンク

受注オーダが作成されると、オーダの明細品目とサービスオーダとの相互参照を実行して、販売部品の取り付けなどのサービス料金を元の販売にリンク付けることができます。スケジューリング、原価追跡、およびその他のサービスに関する機能を使用することによって、次の図に示すようにインストール処理の管理を補助します。

受注オーダとサービスオーダの関連性

受注オーダ明細にそれに関連する SRO が表示されるだけでなく、SRO ヘッダにも SRO の生成元である受注オーダと明細が表示されます。サービスオーダが作成されると、SRO テンプレートを指定できるようになります。新しい SRO はオーダの顧客番号を継承し、作成された SRO 明細は受注オーダ明細に一致するように設定されます。サービスタスクが存在することを警告するために、受注オーダ出荷トランザクションには各受注オーダ明細の SRO 番号が表示されます。

注:  受注オーダ明細毎に個別の SRO の作成が必要です。

請求のサポート

ご利用のシステムの実装方法により、サービスオーダの価格を、受注請求、サービスモジュール、あるいはその両方で表示し処理できます。オーダの明細品目の価格がゼロである場合は、SRO を一覧として設定し、サービスオーダ請求で処理することが可能です。オーダの明細品目の価格がゼロより大きい場合は、SRO を費用なしとして設定し、サービスモジュールで SRO 請求が生成されないようにします。オーダの明細品目の価格がゼロより大きい場合は、SRO を一覧として設定し、サービスモジュールで追加インストール料金を記録します。

注:  生成時に SRO に特定の請求コードが指定されている場合においても、サービスオーダ保守フォームで請求コードの変更ができます。

原価と収益の関係

サービスの原価を受注オーダ価格との間にリンクを設定するには、次のオプションのうちの 1 つを実行します。

  • 製品コード設定: 原価と売上の関連は総勘定元帳レベルでのみ発生する必要がある場合は、インストール SRO を設定して、受注オーダ上に配置された品目と同じ製品コードを使用します。受注オーダが出荷された時点で売上が認識され、トランザクションが SRO に転記された時点で原価が認識されます。
  • SRO 明細の在庫に返品: ロット追跡やシリアル追跡の品目を使用して、インストール処理を表します。インストール処理の SRO 明細の在庫に返品トランザクションを使用して、インストール品目を在庫に戻します。この場合、SRO には積上原価が関連付けられます。その後、受注明細を出荷し、品目原価を使用して、受注オーダに関連付けられた COGS エントリとして使用されます。
  • カスタムレポート: 受注オーダ明細と SRO ヘッダ間の相互参照を使用して、カスタムレポートを作成して受注ライン上の価格をインストール SRO の積上原価に関連付けることができます。