SRO 作業の追加
[サービスオーダ作業] フォームで、SRO 作業の作成、追加、削除を行います。作業工程を使用することによって、SRO 明細上のユニットや品目に対するサービスの実行に関する手順が定義できます。
[サービスオーダ作業] フォームで、新しい各作業工程に対して次の情報を指定します。
-
SRO ヘッダセクションで、以下の情報を指定します。
- SRO
- SRO の識別に使用する固有の英数字を選択します。
- 説明
- SRO の簡単な説明が表示されます。
- 顧客
- 顧客を選択します。
- 出荷先
- 顧客出荷先の場所が表示されます。
- 状況
- SRO 明細の現在の状況を選択します。作成時のデフォルト状況はオープンです。
- 部分請求
- SRO 請求印刷/転記プログラムで、請求保留の状態のサービスオーダ、またはサービスオーダトランザクションを請求するには、このチェックボックスを選択します。ヘッダレベルでこのチェックボックスを選択すると、システムは SRO 全体を無視します。トランザクションレベルでチェックボックスを選択すると、そのトランザクションのみが無視され、その他全ての保留状態にないトランザクションは請求されます。
新しい SRO のデフォルト値は[サービスパラメタ]フォームの [サービスオーダ] タブで設定できます｡
-
明細ヘッダセクションで、以下の情報を指定します。
- 明細
- SRO 明細に割り当てられた番号を選択します。
- ユニット
- ユニットとは、全てのサブコンポーネント、交換部品、および/または付属品を含む完全な資材構成です。各ユニットは一意の英数字で識別されます。この ID は、ユニットのシリアル番号である場合もそうでない場合もあります。この ID がシリアル番号である場合は、 [サービスシリアル] フォームに存在していない番号であっても構いません。このため製造していないユニットでもサービスが可能です。
- 状況
- SRO 明細の状況が表示されます。
- 品目
- 品目番号が表示されます。
- 数量
- 明細の数量です。ユニットが選択されている場合、デフォルト値は 1 です。この値を更新できるのは、ユニット番号がない場合のみです。
- 単位
- 明細の測定単位を選択します。デフォルト値は選択されたユニットか品目に基づいています。
-
作業工程ヘッダセクションで次の情報を指定します。
- 作業番号
- SRO 明細に関連付けられた作業工程番号が表示されます。
- 作業コード
- SRO の作業コードを選択します。このコードは、作業がどの区分の作業を表しているかを示します。コードの設定と保守は、 [サービス作業コード] フォームから行います。
- 説明
- SRO 作業の簡単な説明です。
- 状況
- SRO 作業工程の現在の状況を選択します。
- [オープン]: この作業は実行中です
- [請求]: この作業は、SRO 請求プログラムで請求することができます
- [完了]: 作業は完了しています。
-
[一般]タブで次の情報を指定します。
- オープン日
- SRO または SRO 作業工程がオープンになった日時が表示されます。新しい SRO または明細を開始したシステム時間がデフォルト時間として使用されます。
- 完了日
- SRO または SRO 明細が完了した日時を選択します。このフィールドのデフォルトは、SRO または明細が完了したときのシステム現在日になります。
- 開始日
- システムへの登録日、または関連タスクでワークを開始した日付が表示されます。
- 終了日
- ワークが完了した日時が表示されます。
- 計画トランザクション要求
- 明細や作業工程の請求以前に計画トランザクションが存在する必要がある場合、このチェックボックスを選択します。
新しい SRO のデフォルト値は[サービスパラメタ]フォームの [サービスオーダ] タブで設定できます｡
- スケジュール予定
- 現在のインシデントまたは SRO を、取引先割当のスケジューリング処理に含むには、このチェックボックスを選択します。このチェックボックスを選択すると、タスクを選択して [全てのスケジュール予定] ボタンをクリックしたときから、インシデントまたは SRO が [カレンダスケジューリング] フォームに表示されます。クリアすると、インシデントまたは SRO を直接入力して計画できますが、 [カレンダスケジューリング] フォームには自動的に表示されません。
- 待ち部品
- インシデントか SRO が受入予定の資材に依存している場合は、このチェックボックスを選択します。このフィールドを有効にするかどうかは、サービスパラメタレベルの部品完了モードで決まります。
- 承認者
- サービスオーダ作業および/または資材トランザクションの検査と承認を担当する取引先を選択します。
- サインオフ
- サインオフ情報を指定します。
- サインオフ日
- サインオフの日付を指定します。
- 製品コード
- SRO の製品コードを選択します。このコードには、材料費、労務費、その他の費用の SRO への転記に使用される、全ての総勘定元帳勘定科目が含まれます。製品コードには SRO 請求プログラムで商品販売原価と売上金額の転記に使用される勘定科目も含まれます。新しい SRO のデフォルト値は[サービスパラメタ]フォームの [サービスオーダ] タブで設定できます｡
- 倉庫
- SRO に使用するデフォルトの倉庫を選択します。
- 価格コード
- 価格コードを選択します。
- 主要取引先
- SRO を担当する取引先を選択します。
- 部門
- 取引先が働く部門を選択します。
- 継続期間
- サービスオーダに関して実行するワークの合計残り時間の総和が表示されます。SRO 作業に関連付けられた計画労務トランザクションに対する労働時間の累積に基づいて計算されます。
- 計算ボタン
- このボタンをクリックすると、サービスオーダ作業工程と関連付けられた計画作業トランザクションに対する労働時間の累計から、期間フィールドが割り当てられます。
- 見積残り時間
- 実行するワークの見積残り時間を指定します。
-
次の情報を[請求]タブで指定します。
- 請求区分
- 請求区分からサービス要求オーダの合計価格が決定されます｡請求区分は SRO の明細または作業工程レベルで指定できます。請求区分のデフォルト値は
[サービスパラメタ]
フォームで指定できます｡以下のオプションの 1 つを選択してください。
- [計算値/実績ベース]: 価格を計算するための資材、労務作業、およびその他の品目を全て追加します。
- [プロジェクト/固定]: 価格は手動で入力した固定金額に基づきます｡
- [見積請求書]: 価格は見積請求書の金額に基づきます｡実際原価に関係なく、顧客が見積価格の支払に合意した場合はこの区分を使用します。
- 請求状況
- SRO の請求に関する現在の状況を表示します。
- 請求コード
- ｢請求コード｣を参照してください。
- 材料費勘定保管場所
- 材料費に使用する勘定を、作業またはトランザクションレベルで割り当てるかどうかを指定します。
- 労務費勘定保管場所
- 労務費に使用する勘定を、作業またはトランザクションレベルで割り当てるかどうかを指定します。
- その他勘定保管場所
- 計画外入出庫に使用する勘定を、作業またはトランザクションレベルで割り当てるかどうかを指定します。
- 請求保留
- サービスオーダの作業工程、あるいはトランザクションを請求保留にするときは、このチェックボックスを選択します。
- 仕掛累計
- SRO に発行された原価を仕掛勘定に保存するには、このチェックボックスをオンにします。
注:
仕掛を累計しているサービスオーダの作業を再開する時、チェックボックスは自動にクリアされます。[累計仕掛]チェックボックスを再度選択すると、このトランザクションの費用は累計からすでに調整されているため、未転記のシステムで COGS 金額が使用されます。[累計仕掛]チェックボックスが選択されているので、新しい転記は仕掛金額を使用します。システムは仕掛およびトランザクションレベルで調整された仕掛を追跡するため、[累計仕掛]チェックボックスを再度選択する場合、仕掛は調整されます。
- 計画価格を使用
- 取引先、コード、および顧客に基づいた価格ではなく、計画価格を使用するには、このチェックボックスを選択します。
- 合計価格
- 輸送費、その他費用、および税費用を除く、サービスオーダ、サービスオーダ明細、またはサービスオーダ作業の現在までの合計価格が表示されます。
- 請求済合計
- サービスオーダ、サービスオーダ明細、またはサービスオーダ作業の現在までの合計請求費用が表示されます。
- 材料費
- サービスオーダ、サービスオーダ明細、またはサービスオーダトランザクションの現在までの合計資材費が出庫されます。
- 労務費
- サービスオーダ、サービスオーダ明細、またはサービスオーダトランザクションの現在までの合計労務費がされます。
- その他原価
- サービスオーダ、サービスオーダ明細、サービスオーダ作業、またはサービスオーダトランザクションの現在までのその他を合計した費用が出庫されます。
- 原価合計
- サービスオーダ明細またはサービスオーダ作業に対して集まった原価の合計金額が表示されます。
- 税コード
- 販売税の計算方法を示す税コードを選択します。選択の設定と保守は、 [税コード] フォームから行います。
-
[理由]タブで次の情報を指定します。
- 一般理由
- インシデントのログ理由を示す一般コードを選択します。一般理由コードは、 [サービス理由] フォームで管理されます。
- 個別理由
- インシデントが記録されている理由を表す個別コードを選択します。個別理由コードの保守は [サービス理由] フォームで行います。
- 一般解決
- インシデントの終了理由を示す一般コードを選択します。一般解決コードの管理は、 [サービス解決] フォームから行います。
- 個別解決
- インシデントが完了になっている理由を表す個別コードを選択します。この個別解決コードの保守は、 [サービス解決] フォームから行います。
- 理由注記
- サービスまたはインシデントの理由の追加説明を指定します。
- 解決注記
- サービス解決の追加説明を指定します。
- 一般処理
- [サービス実行] モーダルフォームを呼び出し、インシデントに対応するため講じた処理、または講じる必要のある処理の表示や記録を行うには、このボタンをクリックします。
- 個別処理ボタン
- [実行] モーダルフォームを呼び出し、インシデントまたはサービスオーダに対応するため講じた処理、または講じる必要のある処理の表示や記録を行うには、このボタンをクリックします。
-
[顧客上書き]タブで次の情報を指定します。
- 請求先顧客上書き
- オプションで、作業工程の請求先に SRO ヘッダレベルに指定した顧客とは異なる顧客を選択できます。
フォームにある次のボタンを説明にあるように使用します。
- [SRO] をクリックすると、現在の SRO でフィルタされた [サービスオーダ] フォームが起動します｡
- [SRO 明細]をクリックすると、現在の SRO でフィルタされた [サービスオーダ明細] フォームが起動します｡
- [SRO トランザクション]をクリックすると、現在の SRO でフィルタされた [サービスオーダトランザクション] フォームが起動します｡
- [トランザクションコピー]をクリックすると、 [サービスオーダ即時作成] ユーティリティを起動します。