資源の自動スケジューリング
資源の自動スケジューリングを使用すると、インシデントからの相互参照中やサービスオーダの自動生成中に、サービスオーダに対する予約が自動生成されます。
資源に対する予約の自動作成は、次の場合に適しています。
- コールセンタインシデントから直接発生するサービス要求の場合
- スケジュール済の保守に対するサービス作業が必要とされる場合
資源の自動スケジューリングでは、予約は SRO ヘッダレベルに作成されます。明細レベルか作業レベルで予約のスケジュールを立てる業務形態には、この機能は不向きなことがあります。
システムの設定
「資源の自動スケジューリングの設定」を参照してください。
資源の指定
インシデントから作成された SRO、または自動作成された SRO では、タスクを割り当てられた取引先の予約を自動的にスケジュールするように指定できます。SRO に資源を自動指定するときは、次の階層に従います。
- インシデントから作成された SRO には、インシデント主担当を使用します。
- そうでない場合は、SRO テンプレート(空白でない場合)のサービス取引先を使用します。
- テンプレートでサービス取引先が空白になっている場合は、ユニット(空白でない場合)のサービス取引先を使用します。
- ユニットのサービス取引先が空白になっている場合は、サービス顧客のサービス取引先を使用します。
- これらのどの箇所にもサービス取引先が指定されていない場合は、エラーメッセージが表示され、自動スケジュールは実行されません。
予約時間と継続期間の指定
システムは、以下の階層を用いて自動指定する予約時間とその期間を決定します。
- [ユニット]フォームからの [期間] の値が使用されます(空白でない場合)。インシデントから作成される SRO では、この値は通常空白になります。
- 空白でない場合は、SRO 作業期間フィールドの合計を求めます。SRO の継続期間の値は、SRO テンプレートから獲得されます。
- 上記のどちらも利用できないときは、計画作業時間の労働時間合計がゼロでない場合はそれを使用します。
- [サービスパラメタ]フォームの [デフォルト予約時間] を使用します。
その他の予約デフォルト値
自動予約で使用されるデフォルト値 は次の通りです。
予約フィールド | デフォルト値 |
---|---|
参照 | 「SRO」 |
参照番号 | SRO 番号 |
予約状況 | サービスパラメタからのデフォルト値 |
時間 | 上記参照 |
メソッド | サービスパラメタからのデフォルト値 |
最低時間 | 未入力 |
最大時間 | 未入力 |
説明 | SRO からの説明 |
注記 | 最初の SRO 注記の内容 |