検査の設定

サービス技術者が機器のサービス検査を実施する場合は、次の手順に従ってシステムを設定します。

  1. [検査区分] フォームで、例えば、年次や修理後などといった会社が実施する検査の区分を作成し、個々に説明を加えます。
  2. [検査測定区分] フォームで、読取の区分を定義します。以下の情報を指定します。
    測定区分
    たとえば圧力または真偽など、測定の区分を指定します。
    応答区分
    応答の区分を選択します。
    • [数値]: 値はタスクのレベルで指定されます。
    • [自由形式]: 値はタスクのレベルで指定されます。
    • [個別一覧]: ユーザが選択できるオプションをグリッドに指定します。例えば、オプションは「はい」または「いいえ」になります。そこで「不合格」チェックボックスを選択すると、どのオプションがテストで不合格と見なされたか示すことができます。
  3. [検査タスク] フォームでタスクの説明を入力します。多くのチェックリストで再利用可能なタスクが作れます。たとえばタイヤの空気圧の点検は、どんな自転車の検査にも含めることができます。以下の情報を指定します。
    検査タスク
    実施する検査の区分(処理または確認)を表す名前を指定します。タスクを再使用するためには何にでも使える一般的な名前にします。
    説明
    タスクの説明を入力します。
    測定区分
    [検査測定区分] フォームで定義済の区分を選択します。
    数値書式
    [測定区分] の設定が [数値] のとき、このフィールドを使って小数点以下と整数の桁数、および値をゼロで埋めるかを指定します。たとえば 4.5 は、整数 4 桁、小数点以下 5 桁までを表示します。空白のプレースホルダには[ >]、数字か 0 のプレースホルダには [9] を使用します。たとえば書式 999.2 は値 65.2007 を 065.20 と表示します。他に書式で有効な文字は[ # . ,] および [%]で、定数として表示されます。
    低い値
    最小の値を指定します。検査でこの指定値以上の値が読み取られた場合、検査タスクは成功と見なされます。
    高い値
    最大の値を表示します。検査でこの指定値以下の値が読み取られた場合、検査タスクは成功と見なされます。
    期待値
    検査の読取で理想とされる値を指定します。選択した測定区分に応答区分個別一覧の設定がある場合、指定済オプションの一覧が選択肢のドロップダウンリストとしてここに表示されます。
    単位
    このテストで使用する測定単位を指定します。たとえばタイヤの空気圧を測定する単位は PSI です。
  4. [検査セクションコード] フォームで、検査のタスクをグループにまとめるコードを設定します。このセクションコードは [検査設定] フォームでは必須で、 [検査設定プレビュー] フォームやレポートの検査ツリーに使用されます。

    ツリーでセクションの現れる順番はここで指定するレポート出力値が基になっています。検査タスクは最下位のレポート出力値から最上位までセクション別のグループになります。

  5. [検査設定] フォームでは [品目] フォームのあらゆる品目を検査区分、セクションコードと関連付けます。この 2 つのフィールドで実施されるタスクの区分を識別するので、1 品目に複数の区分を持つ検査をいくつも設定することができます。この区分の検査中に実施するタスクを選択してください。

    たとえば 1 つのインストール検査区分と 3 つの異なるセクションコードを定義したとします。このとき各セクションに同じ「電力停止の確認」というタスクを含めることができます。

    1 つのセクションに複数のタスクを含めることができます。タスクを選択すると、測定区分、最大値、最小値などタスクの設定情報がグリッドに表示されます。

  6. 作成した検査設定を保存します。
  7. 作成した検査をツリー表示にして確認するには、[検査設定]フォームで [プレビュー] をクリックし、 [検査設定プレビュー] フォームを起動します。このフォームでは、どのセクションのどのタスクもクリックしてそのタスクの詳細を見ることができます。

[検査設定コピー] フォームを使用して、既存の検査設定に類似する検査設定を新しく追加します。